見送りし仕事の山や年の暮高浜虚子聖夜が過ぎれば一年の鎮めに忙しなく、「忙」その字をして「心を亡くす」とはまったくです。それでも新年を思えば、一斉に始まる楽しみに心も弾む、これも今なり冬の季感かしら。よかれあしかれ今年も残すところわずかとなりました。この一年の感情感慨、しばし空に預けて、あとひとふんばり、がんばるぞ。今日もいちりんあなたにどうぞ。 ナンテン 花言葉「私の愛は増すばかり」

クリスマスって、素晴らしい時だと思います。親切になり、人を許し、情けを示し、楽しむ時です。男も女もみんな隔てなく、ふだんは閉ざしている心を大きく開きます。それに、自分たちより貧しい暮らしをしている人たちも墓というおなじ目的地に向かう旅の道連れなのであって、行先の違う赤の他人なんかじゃないってことを思い出すんですから。チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』ハッピーメリークリスマス!今日もいちりんあなたにどうぞ。プロテア 花言葉「風格」

クリスマスツリーの先端にあるトップスターはイエスの降誕を知らせるベツレヘムの星です。その星は、金星木星といった惑星が重なったことで、より明るく夜空に輝いていたという説もあります。私たちが目にする街中のイルミネーションも、もとは夜空に輝く美しい星たちを、小さな子供にも見せてあげたいという思いが起源にあるそうです。クリスマスに使われる色やモチーフなど、それぞれに込められた意味にふれ、季節の景色を眺めるのもいいものですよね。穏やかに楽しいクリスマスを。今日もいちりんあなたにどうぞ。 クリスマスは与える範囲を広げる時。孤独な人や困窮した人にも、近くの人にも遠くの人にも、手を差し伸べる時。クリスマスとは、分かち合うこと。パトリシア・クラフォードアルストロメリア 花言葉「献身的な愛」

クリスマスのシンボルカラーである緑色は一年中葉をを絶やさない常緑樹の色。生命力を感じさせる樹々の緑は、神の愛や、イエス・キリストの命をあらわす「永遠」を象徴しています。また赤色は、イエス・キリストが人間の罪を償うために身代わりとなり、十字架にかかったときに流した血と言われ、黄色はイエスの誕生を知らせた星の光の色です。そして白色は、穢れのない純潔な心と雪の象徴。クリスマスの雪で白く覆われたヨーロッパの大地を表しているとともに、神に罪を許され雪よりも白くなった、清らかな心や魂を表現しています。もうすぐクリスマス、今日もいちりんあなたにどうぞ。クリスマスプレゼントの提案。 敵には許しを、ライバルには寛大さを。 友には心を、お客様にはサービスを。 すべての人に慈悲を、すべての子供には良き手本を。 そして自分自身には尊敬の念を。 -オレン・アーノルドダリア 花言葉「感謝」

今日は柚子湯の冬至です。これを機に明日から春に近づきます。つまりは今年も10日で終わります。こうして今日も瞬くまに過ぎ、明日はこのあと直ぐにもやってきます。こんな生きる上での単純を、私たちは20年も30年も40年も感情を忘れて過ごしてき、先々50年も、60年も70年を見据えて過ごしてき、更にはこうして月の晦日がくるたびに、今月も一先ずよかったな、と思って過ごしてく。という他愛ない感情を傍に、明日のためうんと休息するのです。今日もいちりんあなたにどうぞ。明日がすばらしい日だといけないから、うんと休息するのさ-スヌーピーアストランティア 花言葉「知性」

その形を合掌する両手に見立て「仏の手」と美称されるこの果実。柑橘類でありながら食用には向かず、眺めるにも躊躇する見た目ですが、実は正月飾りにも用いられる縁起物。またこの見かけによらず、果実には花のようなあまい香りがあり、それがどこか南国を思わせるから、こんな寒い季節にも暖かな豊かな気持ちにしてくれます。さても早いもので明日には冬至、過ぎれば次は春への一歩。ああなんかもう、生き急いでやないかしらと思うばかり。放たれる甘い香りに身をよせては、気合いで乗りきるきょう日です。今日もいちりんあなたにどうぞ。消えたがる冬日掴んで仏手柑-町田しげきブッシュカン 花言葉「本当の私を見て」#ブッシュカン#仏手柑 #冬至

きみのようにさ 吹雪やわずかの仕事のひまで 泣きながらからだに刻んでいく勉強が まもなくぐんぐん強い芽を噴いてどこまでのびるかわからない それがこれからの新しい学問の始まりなんだ宮沢賢治『春と修羅 第三集』詩「あすこの田はねえ」よりがんばれ受験生。負けるながんばれ。今日もいちりんあなたにどうぞ。ピラカンサ 花言葉「燃ゆる思い」ふ

長続きするたった一つの愛は片想い There's only one kind of love that lasts… unrequited love.『Shadows And Fog』1991 映画『ウディ・アレン 影と霧』より。どんなに好きだ愛だと言っていても、すぐ醒めたり忘れたりするのが人の常。そんな皮肉もウッディ アレンの魅力であり、その向こうにあるのが、彼ならではの恋愛観なんでしょう。さて、わたし達にとって愛とはなんでしょう。恋愛とは。愛と恋との違いとは。なんでしょうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。ボケ 花言葉「早熟」

クリスマス・キャロルとはクリスマス聖夜に歌われる讃美歌のこと。キリスト教の文化圏においてキリスト誕生を祝う歌で、多くは誕生にまつわるお話が歌詞になっています。ノエル~ノエル~と賛歌する「まきびと羊を(The First Noel)讃美歌103番」もそのひとつです。日本では宗教を離れて定着したクリスマスですが、子供のころから耳にしてきたこれらの曲を、静かに聴き入るのもいいものです。今日もいちりんあなたにどうぞ。 東の空を仰げば かなたに輝く星  それは大地に大きな光を与え 昼も夜も輝き続けました。Shining in the East beyond them far And to the earth it gave great light And so it continued both day and night.『The First Noel (まきびとひつじを)』よりラナンキュラス 花言葉「とても魅力的」

道すがら見やると、茄子の花が咲いていました。その向こうには濃紺の艶やかな実もみつ四つ。本来なら七、八月に実をつけながら次々と花が咲く夏野菜です。こんな季節にどうしちゃったのかしらと思わずじいっと見入りました。すると地味な花ですが、よく見れば星のように凛としていて可愛い。親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない茄子の花は千に一つも無駄がなく実をつけるといわれます。そこから生まれたのがこの諺です。ちなみに「仇花(あだはな)」とは咲いても実を結ばぬ花のこと。さてこの花も、美味しいなすびになるのかな。今日もいちりんあなたにどうぞ。ナス 花言葉「慎ましい幸せ」