鉛筆で大きな丸を一つ画いて、終わりにしようと思っている。画用紙一枚に、画き切れない重さがあったのは暑い夏。そして大きく乱れた時間の破線。その線上に心ねを置くと、寂しさを載せた先に、冬の薔薇が咲いている。                  木村孝夫 詩集『冬の薔薇』より***今日、ふと見上げて冬薔薇。冬にかぎっては、そうび、と呼びたい季節の野薔薇。眺めては、あんな風になりたいあんな風に佇みたい見つけるたびに知らせたかった景色です。今日もいちりんあなたにどうぞ。冬バラ 花言葉「輝かしく」

鉛筆で大きな丸を一つ画いて、終わりにしようと思っている。画用紙一枚に、画き切れない重さがあったのは暑い夏。そして大きく乱れた時間の破線。その線上に心ねを置くと、寂しさを載せた先に、冬の薔薇が咲いている。                  木村孝夫 詩集『冬の薔薇』より***今日、ふと見上げて冬薔薇。冬にかぎっては、そうび、と呼びたい季節の野薔薇。眺めては、あんな風になりたいあんな風に佇みたい見つけるたびに知らせたかった景色です。今日もいちりんあなたにどうぞ。冬バラ 花言葉「輝かしく」

小鳥が食べる木の実には、60種ほどあるそうで、うち赤い実が28種、黒い実が16種、黄褐色22種、紫は24種になるそうです。赤い実が約半分を占めてますね。秋にみる、辺りのものが枯れてきた頃の、残照に映える赤い様は、あまりに詩的であるし、まさしく秋の風物詩。そんな赤い実とは何があったかしら。カラスウリ、うめもどき、珊瑚樹、がまずみ、いばらの実。千両、万両、ナナカマド、マユミ、クコの実、ピラカンサ。ほかに何かあったかしら。今日もいちりんあなたにどうぞ。赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実をたべた『赤い鳥小鳥』北原白秋ピラカンサ 花言葉「燃ゆる想い」

小鳥が食べる木の実には、60種ほどあるそうで、うち赤い実が28種、黒い実が16種、黄褐色22種、紫は24種になるそうです。赤い実が約半分を占めてますね。秋にみる、辺りのものが枯れてきた頃の、残照に映える赤い様は、あまりに詩的であるし、まさしく秋の風物詩。そんな赤い実とは何があったかしら。カラスウリ、うめもどき、珊瑚樹、がまずみ、いばらの実。千両、万両、ナナカマド、マユミ、クコの実、ピラカンサ。ほかに何かあったかしら。今日もいちりんあなたにどうぞ。赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実をたべた『赤い鳥小鳥』北原白秋ピラカンサ 花言葉「燃ゆる想い」

なんなのこの青。と憎らしくなるくらい、天心が手に届くんじゃないかと思うくらいのスカイブルー。今日も朝から明るくて、澄んだきれいな空でした。して晩秋、空が美しいこの季節、東京にいると、ああなんで、こんな狭い空なんだ、ああなんで、いま東京なんだ、ああなんで。とあっちの空が恨めしく、あっちの広さが羨ましく、文句ばっかり言っています。ああなんで、きのうの言葉、どこへ。今日もいちりんあなたにどうぞ。その深さ いづれ鏡と 秋天と-山口誓子ブルースター 花言葉「信じあう心」

なんなのこの青。と憎らしくなるくらい、天心が手に届くんじゃないかと思うくらいのスカイブルー。今日も朝から明るくて、澄んだきれいな空でした。して晩秋、空が美しいこの季節、東京にいると、ああなんで、こんな狭い空なんだ、ああなんで、いま東京なんだ、ああなんで。とあっちの空が恨めしく、あっちの広さが羨ましく、文句ばっかり言っています。ああなんで、きのうの言葉、どこへ。今日もいちりんあなたにどうぞ。その深さ いづれ鏡と 秋天と-山口誓子ブルースター 花言葉「信じあう心」

春は雪どけ 秋はどろんこ冬は寒くて 夏は焼けつく仕事をやらない理由はどうにでもつく。仕事ぎらいな人ほど何かと文句も多い、という意味をもつ言葉です。近年の気候の変化に付き合っていると、いったい何時がいい季節なの?と聞きたくなります。けれどそういっそ、雪どけも泥んこも楽しんだらいいのよね。愚痴をもらすより、嫌いでいるより、好きになれることを見つけたいもの。泥んこも雪どけも、暑い日も寒い日も。好きになりたい楽しみたい。今日もいちりんあなたにどうぞ。イチョウ 花言葉「長寿」

春は雪どけ 秋はどろんこ冬は寒くて 夏は焼けつく仕事をやらない理由はどうにでもつく。仕事ぎらいな人ほど何かと文句も多い、という意味をもつ言葉です。近年の気候の変化に付き合っていると、いったい何時がいい季節なの?と聞きたくなります。けれどそういっそ、雪どけも泥んこも楽しんだらいいのよね。愚痴をもらすより、嫌いでいるより、好きになれることを見つけたいもの。泥んこも雪どけも、暑い日も寒い日も。好きになりたい楽しみたい。今日もいちりんあなたにどうぞ。イチョウ 花言葉「長寿」

冬が来たきつぱりと冬が来た八つ手の白い花も消え公孫樹いてふの木も箒ほうきになったきりきりともみ込むような冬が来た人にいやがられる冬草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た冬よ僕に来い、僕に来い僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだしみ透れ、つきぬけ火事を出せ、雪で埋めろ刃物のやうな冬が来た高村光太郎 「冬が来た」詩集『道程』より雨が降ったらなんとなく冬の匂いがしたので。今日もいちりんあなたにどうぞ。ヤツデ 花言葉「親しみ」

冬が来たきつぱりと冬が来た八つ手の白い花も消え公孫樹いてふの木も箒ほうきになったきりきりともみ込むような冬が来た人にいやがられる冬草木に背そむかれ、虫類に逃げられる冬が来た冬よ僕に来い、僕に来い僕は冬の力、冬は僕の餌食ゑじきだしみ透れ、つきぬけ火事を出せ、雪で埋めろ刃物のやうな冬が来た高村光太郎 「冬が来た」詩集『道程』より雨が降ったらなんとなく冬の匂いがしたので。今日もいちりんあなたにどうぞ。ヤツデ 花言葉「親しみ」

今日も良いお天気でした。まさに小春日和。冬の初めを「小春」というように、夏の初めを「麦秋」といいました。夏に収穫期を迎える麦にとって初夏が秋、ということなんでしょう。個人的に「麦秋」は小津安二郎の映画で知った言葉でした。晩春もそう。秋の夜長、古い映画を見直すのも悪くないですね。好きな映画はありますか。今日もいちりんあなたにどうぞ。好い笑いは、暖かい冬の陽ざしのようなもの。それは誰でも親しめる。-島崎藤村サザンカ 花言葉「ひたむきさ」

今日も良いお天気でした。まさに小春日和。冬の初めを「小春」というように、夏の初めを「麦秋」といいました。夏に収穫期を迎える麦にとって初夏が秋、ということなんでしょう。個人的に「麦秋」は小津安二郎の映画で知った言葉でした。晩春もそう。秋の夜長、古い映画を見直すのも悪くないですね。好きな映画はありますか。今日もいちりんあなたにどうぞ。好い笑いは、暖かい冬の陽ざしのようなもの。それは誰でも親しめる。-島崎藤村サザンカ 花言葉「ひたむきさ」

鎌倉時代、立冬前日に「きょうは秋の限りになりにけり」、当日には「きょうはまた冬の初めになりにけり」と詠んだ人がいたそうです。十一月は秋なら晩秋、冬なら初冬、して今日に冬が立ちました。はやいですねえ本当に。立冬の声をきくだけで、からだの隅と縁がはっきりするような、心が引き締まる思いがします。やがて来る寒さや冷たさに立ち向かう決意のような気持ち。暖かくして過ごしていきましょうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。菊白し 菊より白き ゆめ一つ-三橋鷹女シラギク 花言葉「真実 」

鎌倉時代、立冬前日に「きょうは秋の限りになりにけり」、当日には「きょうはまた冬の初めになりにけり」と詠んだ人がいたそうです。十一月は秋なら晩秋、冬なら初冬、して今日に冬が立ちました。はやいですねえ本当に。立冬の声をきくだけで、からだの隅と縁がはっきりするような、心が引き締まる思いがします。やがて来る寒さや冷たさに立ち向かう決意のような気持ち。暖かくして過ごしていきましょうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。菊白し 菊より白き ゆめ一つ-三橋鷹女シラギク 花言葉「真実 」