夏の振り返り
こんにちは。
HANAIMO店主 鈴木です。
はやいもので今年も9月。
お変わりなくお過ごしでしょうか😊
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朝晩の風に爽風を感じるようになると、あれほど盛んだった蝉の求愛もピタンと止み、かわって次ぎ来る季節の虫の声。
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このまま涼しくなってくれたらいいなと期待するものの、何の未練があってか梅雨を忘れていた夏が、帳尻合わせの嵐を寄こすのですから、本当に困ったものですね。
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各地の被害広がらないことを祈っております。
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さて、この夏を振り返りますと、
先にも記したように今年は例年以上に梅雨が短く、また降雨の少なさが及ぼす植物への悪影響は、過去にも類を見ぬほど、花屋としても本当に苦しい夏でした。
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特にお盆の時期には、市場の担当からも警告があるほど花の状態がよくなく、結果として複数のお客様へはご迷惑をおかけすることになり、申し訳なさが後を絶ちませんでした。
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それでも屈せず立ち上がれたのは、純粋に体の奥底から沸きでる「気持ちを届けてあげたい」「力になりたい」という情愛にも似た感情と、植物への大きな信頼があったからです。
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「人の中心は情緒である」
私は岡潔のこの言葉をとても大切にしています。
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「人の中心は情緒である。情緒には民族の違いによっていろいろな色調のものがある。たとえば春の野にさまざまな色どりの草花があるようなものである。」
『春宵十話』岡潔 著
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民族とは言わずとも、私にとってもお客様それぞれの気持ちとは、野に咲く花ほどに個別であり個性であり愛おしいものです。それは皆様におかれても私たちに対して、心を届けること、心に届くことを求めてくださるからだと、私は受け止めています😊
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昨今の悪天候や自然災害を相手に、にわかな精神論や情熱だけで太刀打ちなどできませんが、それでも、人の中心にあるのが「情緒(心)」であることを尊び、その心をつなぐ役に立てることを喜び、植物を信頼し気持ちを託すことが出来れば、私の幸せはこの上ありません。
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皆様のお役に立てれば幸いです。
今後ともHANAIMOをよろしくお願いいたします😊