Hanaimoが大切にしていること
さて。10月も後半。おかげ様でお誕生日祝いのご依頼もたくさん頂きました。
頂くたびに嬉しいのは、やはり90歳とか100歳など迎える、おばあちゃま達へのお祝い。
嬉しいんですよね。何というのかしら。目に浮かぶんですよね。
おばあちゃんの顔もだし、一緒になって箱を開ける家族の顔も。
「おばあちゃんになんか大きいハコ届いたよ!」なんて声も想像できて。
そういえば、先日こんな事がありました。
とある企業様のMTGに参加していたとき、チームのA君から
「もし、ご注文主の希望と鈴木さんのおすすめが合致しなかった場合、
鈴木さんはどうされますか?」と質問があったんですね。
結論から言うと、どちらを優先する場合もありますが、大切にしているのは、
お客様の「なぜなら(because)」に気づくこと。そう答えました。
それは誰にとっても「選択には理由がある」と考えるからで、
その場合は「なんとなく」も含めてですとも。
例えば以前、99歳を迎える祖母さまに白い花を選ばれた方がいました。
理由は「白寿にちなんで」。しかしそのときは、注文完了後であっても、
白ではなく華やかな花への変更をご提案しました。
なぜなら、ご高齢の方には、白花=供花という誤解を招く事が考えられたからです。
せっかくのお客様の気持ちを、台無しにしてはいけない。そんな思いもありました。
他方では、90歳を迎える叔母さまに白い花を選ばれた方がいました。
念のためお声がけしたら
「とてもお洒落な方であるから、叔母さまの雰囲気にピッタリだから」
と教えて頂きました。
このように
理由→納得→提案→理由→納得
このステップをお客様と相互に交換する事を、私たちは大切にしています。
するとA君が「受け取る人の事も考えるんですね」と言うんです。
一瞬、?となりましたが、つまり彼の中では
「依頼主の叶えたいことに応える」だけではないのか。という気づきだったようですね。
でも、お客様が叶えたい事だって、ひいては「届いた先の笑顔がみたい」という事でしょう?と伝えると、「むずっ」って言われました。笑
でもこれは花屋ならではのアプローチかもしれないですね。またそれは正直、Hanaimoのように規模が小さい店だから出来る事でもあるでしょう。
お客様の「なぜなら」を知る事で、花屋が「なるほど」と教えられ、
ご提案に「なぜなら」を添える事で、お客様に「なるほど」と納得していただく。
このような対話を重ねる事を、Hanaimoは大切にしています。
本当は、お届先にも「こんなふうに悩みに悩んで、このお花を選ばれていたんですよ」なんて、皆さんの想いをお伝えしたいくらいです。
また話が長くなりましたが、お伝えしたかったのは、
ネットの花屋ではありますが、スマホの中にもLINEの中にも(AIではなく)
ちゃんと人がいます。という事でした。
まずはご安心くださいね。
月末に向けて退職記念や、お取引先様の、移転・周年のお祝いも届き始めています。
法人のお客様におかれましても、またお役に立てることがあればいつでもお声がけください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Hanaimo店主 鈴木咲子