故人の家族が花を送るとき
先日こんな質問をいただきました。「故人の遺志で家族葬とし、また「一切の連絡不要」とあったので一部を除き遺志に副ったが、本来ご連絡すべきであった方への連絡漏れが後になって判明。時が経ってしまったが、その方へ花と共に手紙を送りたい。その手紙になんとかけばよいか」というものでした。
ちょっと、といいながら初めてのケースでしたので実は本気で「うーーん」とお客様と一緒になって悩んでしまいまして^^;その結果、以下のように回答させていただきました。
・故人の遺志で家族葬とし、無事終えた主旨の お知らせ
・お知らせが遅くなったことへの お詫び
・遺族へのお心配り 生前ご厚情頂いたことへの お礼
・必要であれば 近況報告
少なくとも、連絡を怠り失礼があった、と受け止めていらっしゃる、今更どう御挨拶をしてよいものやら…と悩んでいらっしゃるその様子が、とてもよく伝わってきましたので、率直にそのお気持ちが伝われば、先ずはよいのではないか、と思った次第です。
花や品物以上に、御挨拶・御礼をしたい「心」が伝わることこそ贈答のシーンにおいて優先するべきと受け止めております。そこにお品を付けるかどうか、何を送るかは、今一度ご家族と相談されてみては、とご提案差し上げました。
花屋だから、ご提案が花であるべき、とは思っておりません。「なにかしたい」その気持ちが何よりの贈り物なのです。どうぞ皆様も伝えることに臆さず。電話でも手紙でもメールでも。そして時にお花でも。
またお役にたてることがあれば、どうぞお気軽にご相談頂ければ幸いです。