7月
葡萄とワインと

キリスト教の伝統において、ブドウは植物信仰の初期の名残を残しています。聖書の中でブドウは「神の象徴」とされ、一般的には「豊穣」という意味で用いられることもあります。
葡萄酒(ワイン)は歴史上最も古い酒の一つといわれ、「最後の晩餐」にもあるように、パンはキリストの体、ワインは血として弟子たちに与えられたことから、ことキリスト教においては、その伝統を受け継ぎ、穀物から作られるパンとワインは聖体拝領として受け入れ、ブドウの房は神の国の象徴とされました。
ワインといえば。
先日、「日本で一番チャーミングな97歳」女性報道写真家 笹本恒子さんのお話で、お元気でおられる秘訣として毎日「上質のお肉100gと一杯の赤ワイン」を召し上がると聞き、ここに90歳を過ぎてもなお、現役でご活躍される健康の秘訣があったかと、思わずうなったのでした。
どんな状況でも絶望せず、果敢に挑戦し、常に好奇心いっぱいにワクワクして生きる姿勢。素敵ですね。
「もういくつだわ なんて 考えたらおしまい」
葡萄の花言葉:豊穣 元気 よい仲間 快楽 若さ
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。