5月
花ごころは女心
西インド諸島のマルティニーク島はメキシコの近くにあり、ダリアの発祥地。
恋多き女と呼ばれ、ナポレオン一世の妃で
他にも諸説残されていますが、このダリアの二つの花言葉「移り気」「永遠にあなたのもの」はそんな独占力の強い、ジョゼフィーヌの女心に所以するのでしょうね。
恋多き女と呼ばれ、ナポレオン一世の妃で
知られる、フランス皇后ジョゼフィーヌは、マルティニーク島の生まれでしたが、彼女はフランスに行くまでこの花を知りませんでした。
品種にその名を遺すほど、バラを愛したとされるジョゼフィーヌも、ダリアに出会うとこの花こそが自分好みの花と宣言します。
そこで手すがら宮殿に植えた自慢のダリアを、皇子や大臣に見せるためにわざわざ招待するまでに至りますが、しかし彼女は誰にもこの花を分け与えませんでした。
そこで、ポーランドの王子が園丁に20フランを握らせ100本を盗ませます。この事件がもとでジョゼフィーヌは気分を害し、ダリアに興味を抱かなくなったとのこと。
他にも諸説残されていますが、このダリアの二つの花言葉「移り気」「永遠にあなたのもの」はそんな独占力の強い、ジョゼフィーヌの女心に所以するのでしょうね。
しかし、こんなに美しい花なのに、独り占めなんて、それこそもったいない限り。