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カラー 花言葉「清浄」

Posted on 2013/12/07
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今日、以前事務所があったご近所で、仲良くさせて頂いていたおばさんが、わざわざ遠くになったこの事務所に花束を取りに来られました。私に会うなり、眼にいっぱいの涙をためて「ごめんね」と仰りました。しばらくお会いしない間に、また小さくなった背中を私はたださすりながら「今は会いに行かないね」というと「それが嬉しい」と涙をこぼして言ってくれました。まだ辛くてつらくて、と。先日、30代のご長男が奥様と子どもを残して急逝されたのを、人づてに聞いていました。今日はその息子さんの四十九日のお花だったのだと思います。
この季節、世の中はお歳暮やクリスマスの準備や手配で気忙しいことと思いますが、花以想の場合、この季節は毎日粛々とお供えの白い花をつくっております。年賀欠礼のお葉書が届き、その訃報を知った方が、時間も経った今できること、という思いで、せめてものお慰めの真心をこめて、お花を送られるからです。また年末にかけて、命日や年忌法要が多いこともあり、この季節の緊張感をより後押ししているように感じます。
頂くオーダーの中には、お客様がしたためたメッセージやお手紙が添えられています。故人を偲ぶものもあれば、残されたご家族へのお慰めの言葉もあります。亡くなった方には、ご高齢の方もおられれば、お若くして旅立たれた方もいます。
ご家族に見守られ大往生された方、今ではまだ若い70代、50代の方もいます。私と同じ40代もいます。もっと若い30代の方へ、大学時代のご友人から送られる花もあります。若い奥様を亡くされたご主人、子供たちを残して遠くに行ってしまったお父さん、不慮の事故に見舞われた20代の若者、闘病の末、神様のそばへ旅立った10代の少女、8歳の女の子、3歳の男の子、生まれて間もない赤ちゃん、まもなくお母さんに抱かれるはずだった天使へ、私たちは毎日お花を届けています。正直辛いのです。同世代、そして子供たちの旅立ちを目の当たりにしたときなどは、全く他人事とは思えないほどつらい。
花をお届けしながら、今どうして私たちが選ばれたのか、私たちに出来ることは何なのか、日々考えます。そしてこのような尊い仕事を与えられていることを誇りに思います。
これからも、命の尊さを、子供たちの笑顔を、日々の出会いを、生かされていることを、ひとつひとつ、ていねい丁寧に、感謝をかさねて、生きていかなければ。そして届けていかなければ。私たちに出来る事ならば、いつでも静かに力になりたい。心からそう思う、師走の頃です。
言葉足らず、不謹慎な日記になったことをお許しください。
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