サザンカ 白　花言葉「理想の恋」

椿を待つ頃になりました。まもなくその季節がやってくると思うだけで、すげない冷たさも、しんみりした思いも、ぐっと我慢がきくというものです。冬の花には厳寒の中で咲き続ける意志のようなものを感じ、寒かろう冷たかろうという情けさえ無用な気がします。山茶花も。椿よりちょっと野暮ではありますが、やはりこの花も、強くて頑なな意志があるよな気がします。眺めているだけで、心中つとんと落ちるものがあり、季節的な不安感に捉われてたことが、なんだか可笑しく思えてくる、そんな花。サザンカさざんか咲いた道。おもわず口ずさみます。
山茶花や土気はなれて雪のいろ　加賀千代女
サザンカ 白　花言葉「理想の恋」