日本の赤色
古くから、日本人の見る赤色には「魔除け」の意味があり、厄を払い善きものをよぶとされる、神聖な色でありました。お祝いの席にみる紅白も、おめでたいときにいただくお赤飯の赤も、それぞれに諸説はありますが、健やかな成長や将来をよろこび、相手の幸せを願う心のあらわれであることに、きっと違いはないでしょう。
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日本の赤には種類も多く、茜色、緋色、紅色、猩々緋などのほか、植物を冠する色名も多くみられます。唐紅(からくれない)は紅花で染めた深い赤色、蘇芳(すおう)は黒みを帯びた赤、躑躅色(つつじいろ)は鮮やかな赤紫です。このように、由来を知ればなお趣深く、またどの赤もが、日本人の肌色に似合うのですから不思議なものです。
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澄みわたる冬空のもと、艶やかな晴れ着姿に眼をとめる三連休となりました。近頃は、母親が着た振袖を娘が受け継いで袖をとおすことも少なくないようです。すてきですね(^-^) 明日も良い天気になりそうで本当によかった。良い思い出となりますように。今日もいちりんあなたにどうぞ。
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新しき 年の初めに思ふどち い群れてをれば嬉しくもあるか 道祖王
-新しい年の初めに、気の合う仲間と集まれるのは嬉しいものですね-
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シクラメン 花言葉「はにかみ」