10月
親の意見と茄子の花
親の意見と茄子の花は 千に一つも仇はない。
ことわざです。
茄子の花は咲いたら必ず実がつきます。この「実にならない花はない」ことを親の意見に重ねて「親も子供たちの育ちに大切なことを言 っているのであって無駄な小言は一つもない」という意味。
先日書いた「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる」もそうですが、昔の親はほんとに立派、つくづく思います。
「子どもなんてトマトと同じ。世話も程々、水が足りないほうが美味しく育つ」なんて、吹聴していた私とは大違い。笑
茄子の花は淡い紫、形は五芒星。西瓜や南瓜などのウリは黄色、イモは白やピンクの花をしてるのを思うと、ナスの紫と葯の黄色の鮮やかは、この花独特なんだなあと眺めます。野菜の花もほんとうに可愛い。
そういえば「秋茄子は嫁に食わすな」なんてのもありますね。
季節に美味しい茄子を、にくい嫁に食わせてなるまい。
体を冷やす茄子を、大事な嫁に食わせてなるまい。
さあてどっちでしょう? 今日もいちりんあなたにどうぞ。
ナス 花言葉「よい語らい」