12月
大雪
雪は天からの手紙である 寺田寅彦
二十四節気の大雪をむかえました。11月22日の小雪は「冷えてきたことで雨も雪になるころです」という知らせ、大雪は「雪もいよいよ降り重なる寒さです」という便りです。
本来なら暗い雲に覆われて、うちにも外にも重い静かさが満ちてくる、という節なのかもしれませんが、今日も東京の空には暗い雲はなく、心地よい静けさが広がっています。
そうはいえ、暦の上では冬も半ばになりました。これからはいよいよ雪への思いを深める季節です。雪国の皆さんの苦労を思う一方で、冬の空から舞い降りる訪問者に、明るい期待を抱いて待ちたくなるのも、冬の情緒と思います。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ウスユキソウ 花言葉「大切な思い出」