2月
花の歌
ドイツの作曲家、グスタフ・ランゲの曲に「花の歌」というピアノ曲があります。
日本では、ピアノの練習曲としてお馴染みの曲ですが、「花の歌」というタイトルにも関わらず、この曲には歌詞がありません。素敵な曲なだけに、耳にするたび歌は何処へ、と思うんです。笑
ランゲはこの曲のほかにも「エーデルワイス 」や「荒野のバラ」など、聴けば馴染み深い曲も作曲もしていて、いずれも、ランゲらしいロマンティックで優雅な旋律が魅力です。きっとあなたも、どこかで耳にしたことがあるでしょう。
ちなみに、ランゲの「エーデルワイス」は、サウンドオブミュージック」のそれとは別の曲です。
興味あるのは、いったいランゲは、どんな豊かな景色をみて、こんな優しく軽やかな曲たちを作り重ねてきたのだろう、ということ。そしてこの花の歌の「花」は、なんの花だったのだろう。
私は小さなキンポウゲの花を思いました。ほら、黄色い花は春を呼ぶでしょう。この曲も、なんだか霞かかって優しくて、春のはじめにぴったり、と思ったの。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
キンポウゲ 花言葉「子どもらしさ」