3月
三月は笑う
さあ三月になりました。まだ寒さも残り、北風の強い日もありますが、あたたかな日には、満開の梅が香りを漂わせ、花壇の花の色どりが増すのを見るたびに、春が身近になるのを感じます。
「花笑み」ということばをご存じですか。実は「咲く」と「笑う」は、同じ語源を持っていて、「花笑み」とは、「花が咲くこと」そのものと、「花が咲いたような笑顔」になることの、二つを表すことばです。
昔は花が咲くことを「笑う」と言ったようで、万葉集の中にも出てきます。現在も「わらう」や「えみ」を変換すると「咲う」「咲み」と表示されます。
さらに調べると「幸い」の語源の「さきはひ」も、「咲き」と同源とありました。
つまり、私達が感じる「幸せ」というのは、まるで心の中に花が咲いたかのように、満たされる気持ちのこと。と、先人は感じたんでしょうね。
ということで、今月もたくさん笑って過ごしましょう。よいひと月になりますように。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ポピー 花言葉「おもいやり」