恐竜たちの花
人類が誕生するよりも1億年以上前から存在していたとされる、地球上最古の花木モクレン。恐竜が活躍していた時代の地層から、被子植物(花を咲かせる植物)の化石が出土しているそうで、それを原始にもつ花木がモクレンなのだそうです。
恐竜時代にモクレンが咲いていたとは信じがたいですが、それを想像するのは楽しいですね。モクレンの花があんなに大きく咲くのは、ティラノサウルスの眼に留まるためだったのかな、とか。 トリケラトプスはモクレンも食べてたのかしら?なんて。
それにしても、多くの恐竜が繁栄した白亜紀とは、8000万年もの期間があったと図鑑にあり、驚きました。興味を深めて眺めているうちに、恐竜や化石に魅了される少年たちの気持ちが、少しわかったような気もしました。あれはもう、ロマンですね。
しかしその時代も、激しい気候変動や隕石の落下によって終わりを告げ、恐竜たちも急激にその数を減らし、絶滅への一途をたどったとのこと。
一方で、花を咲かせる植物たちは、確実に子孫を残すための努力を、一億年も前からし続けて、今に現存しているのです。そう知ると、昨今の気候変動や未来に対して、人間が諦めている場合ではないなと、背筋が伸びる思いがしました。
今日はアースデイ。世界中の一斉に。今日もいちりんあなたにどうぞ。
モクレン 花言葉「持続」