ゲーテが見つけた花
この愛らしい詩は、手元にあるエーリッヒ・フロムの本の中で、見つけたものです。
このゲーテの詩から窺い知れるのは、ゲーテは「花を摘むことは、花の命を絶やすことを意味している」と、そのことに気づいているということ。
また感心したのは、この詩において、花は人間に「警告」する存在として扱われていたことです。それはゲーテが花を「知的好奇心の対象」としてではなく、人間と横並びにある「命あるもの」として捉えていることを意味し、またそのような花との関係性を、自然と関わるうえでの様式と、していたからでありましょう。
そのように考察すると、この詩の中の「僕」が、森で見つけた小さな花を「根っこを付けたまま」庭に持ち帰ったこと、その気持ちも、わかるような気がしてき、より愛着を抱きました。
自然の大いなる愛好者であり、その研究に余念がなかったゲーテ。そんなゲーテの概念は、ややもすれば、いまどきの頭には難すぎますし、伴う息苦しさを感じないではありません。
しかしそれでもゲーテのついた核心は、植物への本質的な受け止め方として、また先人の哲学として、そして私は花を扱う者として、彼が見つけた小さな花には、感じ入られる自分でいたい。そんなことを思いました。
「花を与えるのは自然であり、それを編んで花輪にするのが芸術である」。
ほんとにそうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。
シロツメグサ 花言葉「私を思って」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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