夏の雲は岩のように
東京は台風一過の夏の空、青い空に白い雲、文字通りの夏空です。
俳人 正岡子規は雲が好きだったのか、「雲の日記」など、雲ついて書いた短文を、いくつか残しています。
春の雲は綿のように、夏の雲は岩のように、
秋の雲は砂のように、冬の雲は鉛のように。
夜明けの雲は流れるように、昼下がりの雲は湧くように、
暮れゆく雲は、焼けるかのように。
単純な言葉ですが、これだけでも、子規と空を見上げている気持ちになりますね。そういえば、子規が登場する『坂の上の雲』、このタイトルも、ひょっとして子規と所以があるのかしら。
ころは立秋を過ぎ、少しずつ秋へと歩を進める今日日、いまみる入道雲も、次第にうろこ雲、ひつじ雲、すじ雲と、秋の空へと変化していくのでしょう。
夏のエネルギーを吸い込んだような、この大きな雲も、あと数日の空なのだな。そんなふうに今日の空を眺めています。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ヒマワリ 花言葉「あなたを見つめてる」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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