10月
桂秋(けいしゅう)
木犀の匂かくれぬ日和かな 草城
風にのるキンモクセイの匂いに気づきました。どこから漂ってくるのか、見渡しても分からなかったですが、たしかにあの香り。
木犀の咲く秋を「桂秋」といい、昨日は確かにその秋が訪れたことを知りました。あの小さな花のどこに、あんな強い香りを秘めているのか、本当に不思議なばかりです。
秋を代表する木犀は、秋の象徴である月にも咲くそうで、あの月色は、月にある桂花の巨木が花をつけて、黄金色に染めているのだとか。中国からの伝説ですが、なんとも目に浮かんできませんか。
温暖湿潤な秋、澄みきった空に香る木犀を探すのも楽しいですが、しっとりと濡れる月の光を眺めながら、月面に咲くモクセイの花色を想像してみるのもまた、いいですね。今日もいちりんあなたにどうぞ。
キンモクセイ 花言葉「陶酔」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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