秋の空

Posted on 2024/10/22

「男心と秋の空」「女心と秋の空」。いずれも秋の空のように定めがないもの、ということで使われます。

「わからぬは夏の日和と人心」なんてもいいますね。変わりやすい夏の天気のように、人の心も変わりやすく解らないものだ、という故事。先の言葉と同じ意味で使われますが、この時代なら「男女」といわず、こちらの方が相応しいかもしれませんね。

いずれにせよ夏にしろ秋にしろ、いつの空も変わりやすく、当てにならないものです。とつぜん泣き出したかと思えば急に晴れたり。風を吹かせば花をまき散らしたり、かと思えば親切に、落ち葉を集めてくれたり。

そうした現象に対して日本では、感覚的ではあるけれど雨にも風にも細やかな命名をし、空には人の心を写し、そうすることで自然と人間との関係を、その親しみを傍にし、味わってきたという歴史があります。

秋の空を見て、まるで今の気分のようだ、と思うこともあれば、まるで誰かの気まぐれみたいだ、なんても思うこともありましょう。

さて今日の空はどうですか。こちらは、うすい雲こそあるけど快晴です。ちょうど今の気分とおなじです。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

コスモス 花言葉「調和」

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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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