1月
小寒の氷大寒に解く
今日は二十四節気の大寒。二十四節気はその名のとおり24に分かれていて、「立春」に始まり「大寒」で終わります。 今時期が一年でもっとも寒い時期であると共に次に来るのが春であると知らせてくれるのが大寒です。
日本の暮らしにおいて二十二節気・七十二候を知ることは、四季の訪れや季節の移り変わりに気づくばかりでなく、生活のリズムを整えるうえでも役立ちます。今後もこうして、自然や植物が身近になるようなお知らせをしていけたらと思っております。
さて今日の東京はあたたかで、このぬくもりが春の兆しと知るだけで、暗い冬から解放される思いがします。なにより雪国の方々のご苦労を目にしては、これ以上のご苦労が重ならないこと、ご安全であることを心から願うばかりです。
今日の花「フキノトウ」
蕗はあまり話題にならないけれど、蕗の薹は春をいざなう風物詩。杉菜というと見向きもされないのに、土筆で春を知るのに似ています。黄緑色に包まれた若芽をみつけるたび、駆け寄る春の足音をきく思いがする植物です。今日もいちりんあなたにどうぞ。
今日の言葉「小寒の氷大寒に解く」
「小寒の氷大寒に解く」とは、小寒よりも大寒のほうが暖かいことをいい、転じて物事が必ずしも順序どおりにいかないことの喩えです。 願っても、思うように進まないことは数ありますが、ときには「そんなものだ」とおおらかに、過ごしてゆけたらと思っております。店主