夜の梅

Posted on 2025/02/27

月耀如晴雪
梅花似照星
可憐金鏡轉
庭上玉房馨

空に輝いている月は
晴れた日にみる雪のようであり
その中で咲く梅は
まるで星にも似て見える。
愛おしいなぁ
あんな鏡のような月光が
庭に咲く玉のような花房を
こんなにも香らせているんだ。

これはかの菅原道真が

11歳のときに詠んだ詩とのこと。

「晴れた日の
雪のような月の光に照らされながら
白梅が香りを漂わせている」

11歳、どれほどに

いったい何に磨かれたこの感性でしょう。

そんな神童のきらめく感性とは比にもならぬ

自分の凡といったら。

なにはともあれ

梅はやっぱり二月の花。

今年もいまに語らなければ

また来年になってしまう花なのです。

昨年も同じことを書きました。

けれどやっぱり

こうして伝えたくなり便りになりました。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

ウメ 花言葉「約束を守る」