3月
春の風
中国で「桜」はゆすら梅のこと。「薺花」は、なずなの花、「楡莢」は、楡の実のさやだそう。
春風はまず宮中の梅を咲かせ、そのあとはゆすら梅、杏、桃、梨の花を次々と開花させていく。また山里では、ナズナの花、楡のサヤが開き、それを見て村人は、春風が、自分たちのために吹いてくれたと喜びあっている。
そう、宮中であろうと村里であろうと、春風は皆に平等に吹いてくれるのだ。
東から吹く春の風は、万物をはぐくむ風。誰にとっても有難い、喜びを実らせてくれる風です。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ユスラウメ 花言葉「郷愁」