6月
虎が雨
東京も、やっと梅雨らしい雨が降りました。六月のおわり頃に降る雨を「虎が雨」といいます。旧暦 の5月28日、今の暦では 六 月下旬から 七月中旬ごろにあたりますが、鎌倉時代のその日、曾我兄弟の兄、十郎が新田忠常に切り殺されたという史実があるそうで、その死を悲しんだ愛人の虎御前が流した涙が雨になったという説。気象学的にも雨が多いとされる特異日だそうですね。
このところの雨の降り方が、あまりにも乱暴で、ひどく降るたびにこの「虎が雨」というこの言葉を思い出すのですが、それが御前の悲しみだったのかと思うと、何だか気の毒な雨にも思えます。明日には泣き止んでくれるといいのですが。今日もいちりんあなたにどうぞ。
アガパンサス 花言葉「深い悲しみ」
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2002年創業 フラワーギフト専門店 Hanaimo 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。
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