雨乞いの歌
古くから日本では、ひでりが続くとさまざまな方法で「雨乞い」をしたそうで、たとえば天皇の命令で高僧がお経をあげたり、農民が踊りを奉納したり、はたまた和歌や俳句の功徳で、雨を降らせたという伝説もあります。
この歌もいわば「雨乞い歌」のひとつで、かの小野小町が京都の神泉苑で詠み、雨を降らせた歌としても知られます。
「我が国は ”日の本”といいますから、こうして陽が照るのも道理でしょう。しかし ”天(雨)が下” ともいうのです、もっと雨が降ってもいいでしょうに。とそんな歌。
「日の本」は日本、「天(あめ」は「雨」とかけ、つまり「日本と天下は同じなのだから(雨ぐらい降らせてよ)」と歌っているわけです。
この歌は、歌舞伎の演目の底本にもなっているようですね。
https://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/502/
それにしても日本の夏は、雨が降らなければふらないで草木を痛めつづけるし、降ればふったで予想外の大混乱。天の恵み、なんて悠長なことをいってられないことも屡々。
まもなくお盆を迎えますが、台風の報も届き始めています。どうぞ連休中も、お気をつけてお過ごしください。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
アメリカデイゴ 花言葉「生命力」
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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
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