時雨虹(しぐれにじ)

Posted on 2024/11/21

今日は一日、今朝みた時雨雲のままに、ずっとしらしら雨が降り注いでいました。しかし昼頃には、時おり日が射したりもし、そして夕暮になると、その雨脚に虹がかかったと聞きました。いわゆる時雨虹(しぐれにじ)でしょうか。

時雨(しぐれ)は、晩秋から初冬にかけての、降ったりやんだりの雨のこと。そんな時雨の際に、太陽の光が雨にあたって屈折、分光することか、虹がみえる現象のことを時雨虹(しぐれにじ)、といいます。

虹は夏の景物とされていますが、この季節の雨の降り方にも夏に似たものがあり、ある一方では雨が降り、一方では晴れといった現象になるので、虹が見えることがあるようです。

そうと知ってはみたとて、ここ最近の異常気象を思うと、こんな季節に何で虹、なんて、思わず口にしたくなるのも致し方ないでしょね。

お天気が安定しない日々ですが、明日にはまた気温が上がるそうです。朝になったらどの雲だすか、日はいつごろ射すか、木枯らし吹かすか、雨は降らすかやめとくか。

急に冬になり、空も忙しそうな様子です。今日もいちりんあなたにどうぞ。

シクラメン 花言葉「遠慮」

原種のシクラメン

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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主 鈴木咲子
都内生花店向寒の頃にに8年在籍ののち渡独。2000年に南ドイツ、アルザス地区の生花店での勤務を経て帰国後、2002年 通販サイトHanaimo開業。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格
https://www.hanaimo.com/