二十四節気「啓蟄」

Posted on 2025/03/05

木々たちが「冬はまだ庭にいる、
まだ雪が降っている」と言おうとも、
春はいる、私の心の中に春はいる。
-イワン・ヴァーゾフ

今日は二十四節気の「啓蟄」。

春の暖かさを感じた虫たちが

冬ごもりから外に這い出てくる

そんな時期になったよ、という知らせです。

「啓」には、ひらく、開放する

夜が明けるなどの意味があります。そして

「蟄」は冬の間、地中に閉じこもっている虫のこと。

この「蟄」の字、よくみると

「幸・丸・虫」とあるんですよね。

冬の間、丸くなっていた虫たちが

ようやく訪れた春の暖かさに喜びを隠せずに這い出てきた。

なんてこんな字を、誰が思いついたんでしょうね。

きっと子供のような朗らかな

無邪気な心のある人だったんでしょう。

大人こそ、そんな気持ちを忘れてはならないよ、と

心啓かせてくれる日にも思えます。

二十四節気、啓蟄(けいちつ)

今日もいちりんあなたにどうぞ。