10月 桂秋(けいしゅう) 木犀の匂かくれぬ日和かな 草城風にのるキンモクセイの匂いに気づきました。どこから漂ってくるのか、見渡しても分からなかったですが、たしかにあの香り。木犀の咲く秋を... 2024/10/03
10月 杜鵑(ほととぎす) .明星の光りの生みしあけがたの風のたぐひか山ほととぎす与謝野晶子ホトトギス。初夏から秋にかけて咲く山野草です。同じ名前の渡り鳥の名を冠したのは、杜鵑のおなかの模... 2024/10/02
10月 神無月 早いもので10月になりました。今年も残すところ三か月とは驚くばかりです。 お変わりなくお過ごしですか。10月は神無月(かんなづき)。全国各地の神様が出雲に集まる... 2024/10/01
10月 ピラカンサ 赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実をたべた『赤い鳥小鳥』北原白秋秋は平凡なことほど嬉しい季節。木々の葉が色を詰めていく様や、花がひとひら欠けてるのを見つけた時や、虫食... 2023/10/31
10月 木槿(むくげ)と芙蓉(ふよう) 夏から秋にかけて次々と咲き継ぐ木槿。「槿花一朝の夢」といわれるように、一日花と思われていたことから「朝開暮落の花」なんてもいわれます。また夕方に萎む花であること... 2023/10/30
10月 マミラピンアタパイ 世の中には、日本語には直訳できない言葉や存在しない概念が多くあります。エラ・フランシス・サンダース 著『翻訳できない世界のことば』には、他の言語に訳そうにも一言... 2023/10/29
10月 琉球朝顔(ノアサガオ) 先日のこと、瀬戸内の方面へ旅に出ましたら、いつかにみた覚えがある花と遭遇しました。かつて北九州の門司を訪ねた時にあった、あの朝顔です。花は大きく、色は深い群青。... 2023/10/28
10月 紫式部 紫色は、平安時代には「ゆかり(縁)色」ともいわれ、女性の美しさを象徴するのに最もたる色とされました。その由来は『古今和歌集』の「紫の一本(ひともと)ゆえに武蔵野... 2023/10/27
10月 薔薇 バラがこわごわと刺の上に花をひらいた。ひとつはほんのりと紅色に、もう一つは絶望の白色に、そして三つめは、白でも紅でもなく、二つから盗んだ色に。ウィリアム・シェイ... 2023/10/26
10月 柘榴 ご近所に、今年も柘榴(ザクロ)がなりました。梅雨の頃に咲いた花は、夏になって実を結び、秋になるとこんなに赤く熟れてきます。それが弾けると、中にはルビーのような粒... 2023/10/25