11月 小春 玉の如き小春日和を授かりし 松本たかし昨日はふたたび暖かな一日になりました。11月は凩にはじまり、寒い日があったかと思えば急に春のような陽気がやってき、またいっ... 2023/11/20
11月 白百合 しとやかなバラでも身を守る棘を ひかえめな羊でも威嚇する角をもつでも純白のユリだけは愛そのもの光り輝く美しさに棘も角も必要がない-ウィリアム ブレイクキリスト教... 2023/11/19
11月 「たのしみは」ではじまる52首。独楽吟 「たのしみは」で始まって「・・・とき」で終わる短歌で知られる、幕末の歌人 橘曙覧(たちばなあけみ)の連作短歌『独楽吟(どくらくぎん)』。「独楽吟」とは「ひとりた... 2023/11/18
11月 朽葉(くちば) 「朽葉色(くちばいろ)」という日本色があります。平安時代からある色で字のまま「朽ちた葉の色」のことです。朽葉には「朽葉四十八色」といわれるほど多くの類色があり、... 2023/11/17
11月 移菊(うつろいぎく) 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 凡河内みつね野菊は日本各地に咲きますが、園芸の菊は奈良時代に中国から伝来したといわれます。その中国文化にお... 2023/11/16
11月 七五三 11月15日は七五三。その昔、小さな子どもの生存率が低かった時代には、子どもが無事に育つことは何よりの喜びでした。ゆえに節目を迎えるたびにお祝いしては、子どもた... 2023/11/15
11月 凩(こがらし) 夏の終わりはだらだらと未練がましいのに、秋はいきなり終う。あんなに人を待たせておいてほんと素気無い、もう少し人に気が遣えないものかと思います。さてそうして今年も... 2023/11/14
11月 典座(てんぞ) 典座(てんぞ)という言葉があります。禅宗の寺院におかれる職務のひとつで、ひと言でいうと炊事の係です。道元は『典座教訓』にその典座が果たす役割や心構え、作法を書き... 2023/11/13
11月 酉の市 手書きで春を待つ ことのはじめや酉の市やっとこの時期らしい寒さになりました。冷たい風が薄着の中をすりぬけるのを感じながら、昨日は浅草にある鷲(おおとり)神社の酉... 2023/11/12
11月 初時雨 時雨月、とその名にみあった季節の雨が、やっと空から降りました。立冬を過ぎたその雨は、初時雨(はつしぐれ)といいます。近くの神社にある桜の木も、ひと晩の冷たい雨を... 2023/11/11