3月 三月の終に 誰かが花を持ってくるのを待ってはならない。あなたの庭に花を植え、あなたの魂を飾りなさい。ルーサー・バーバンク三月が終わります。旧暦の頃は一月から三月が「春」とさ... 2024/03/31
3月 桜草(さくらそう) 桜草みんな話は空にぬけ 長谷川かな女忘れな草、宵待ち草、水仙は雪中花、スズランは君影草。日本の花の名前は、目にしても声に出しても、美しい名前が多くあり、人の... 2024/03/30
3月 3月みそか さあ友よ、明日を悲しむのはやめよう。人生のこの一瞬を恵みと思おう。明日この古びた宿を後にすれば、われらは七千年前の旅人たちの仲間になるのだ。オマル・ハイヤーム『... 2024/03/29
3月 朧(おぼろ) 雨いつか上り雲間の朧月 稲畑汀子一昨日は晩まで長々と雨降りでしたが、昨晩は、のこった雲の切れ間から、月が空をあかるく照らしているのを見つけ、こないだの満月が見れ... 2024/03/28
3月 漢詩 雑感 春になり、木々は芽吹き、山全体が徐々に明るい様子になることを「山笑う」といいます。山の表現はほかにも「夏山は滴る、秋山は装う、冬山は眠る、春山は笑う」とあります... 2024/03/27
3月 ひらく 連翹のまぶしき春のうれひかな久保田万太郎春の黄色は季節をひらく。とは、これまでにも書いてきました。蝋梅(ろうばい)、万作(まんさく)、山茱萸(さんしゅゆ)、土佐... 2024/03/26
3月 桜梅桃李(おうばいとうり) 春は櫻梅桃李の花あり秋は紅蘭紫菊の花あり皆これ錦繍の色酷烈の匂なり『古今著聞集』「草木」より春の花木の類とは、花が咲けば各々の違いにも気づけるのですが、梢に蕾... 2024/03/25
3月 霞(かすみ) 月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふるものは、日々旅にして 、旅を栖とす。松尾芭蕉『奥の細道』より松尾... 2024/03/24
3月 花は誰のために 花は自らの喜びのために花を咲かせる。-オスカー・ワイルド花韮(はなにら)が咲いていました。通勤の途中にある、なけなし花壇の一角一面が、花韮のあわ紫色に染めあがる... 2024/03/23
3月 ラブレター 一日の終わり、今夜はラブレターをあなたへ。今日もいちりんあなたにどうぞ。文ちゃん。僕は、まだこの海岸で、本を読んだり原稿を書いたりして 暮らしてゐます。何時頃 ... 2024/03/22