5月 雑草雑感 雑草こそは賢けれ、野にも街にも人の踏む路を残して青むなり。雑草こそは正しけれ、如何なる窪も平かに固く埋めて青むなり。雑草こそは情あれ、獣のひづめ、鳥の脚、すべて... 2024/05/10
5月 茨(いばら) かまち、おまえは人に好かれるか好かれないかということで生きているのではなかったはずだ。おまえは、生きる。ただ自分の生き方を貫く、それひとつだけのために。おまえは... 2024/05/09
5月 山の花 魂が必要としているものを購入するのに金銭など必要ないのである。- ヘンリー・デイヴィッド・ソロー昨日のこと、緑したたる新樹の青さに包まれながら、山道を車で走り抜... 2024/05/08
5月 卯の花(ウツギ) 卯の花の匂う垣根にほととぎす早も来鳴きてしのびねもらす 夏は来ぬさみだれのそそぐ山田に早乙女がもすそぬらしてたまなえ植うる 夏は来ぬ橘の 薫るのきばの窓近く 蛍... 2024/05/07
5月 移る季節 移る季節岸田衿子白い花に埋まった高原にやってくると地球のまるみに きがつく雲と 雲のかげが わたってゆき鳥と 鳥の羽音は 一つになって消えるわたしたちが 道しる... 2024/05/06
5月 端午の節句 立夏 春過ぎて夏来たるらし白栲の 衣干したり天の香具山持統天皇今日は二十四節気の立夏。連日びっくりするような夏日が続いてましたが、暦の上でもようやく夏が立ちました。か... 2024/05/05
5月 フジ子・ヘミング 哀悼 特に好きなのは、輝くように緑がでてくる五月、六月。植物では白い花。とくに百合が好き。ほんとは大きい木のほうが、花より好き。フジ子・ヘミングピアニストのフジコ・ヘ... 2024/05/04
5月 紫雲英(げんげ)『草枕』 この二日間で、夏目漱石の『草枕』を読み直しました。あらためて、春の最終に、この作品を読めたのは季節がよかった、と思いながらの読了です。https://amzn.... 2024/05/03
5月 君影草(すずらん) 五月は金の光と絹のようなそよ風とかぐわしいかおりとをもってやって来て白い花でしたしげにまねき幾百の青い菫の眼から会釈をし日光と朝露とを織りこんだ花模様のある緑色... 2024/05/02