6月 君の友達 ただ私の名前を呼んでくれたらいいどこにいたって私は駆けつけるあなたに会うために冬でも春でも 夏でも秋だってただ呼んでくれればそこに行くから だって君の友達だから... 2024/06/10
6月 レモンの花の咲く頃 君よ知るや レモンの花咲く国を 暗き葉かげに黄金色のオレンジが輝き 柔らかい風は 青空からそよ吹き ミルテの花は静かに 月桂樹は高くそびえるそこへ そこへ 私は... 2024/06/09
6月 桔梗色の空 水よわたくしの胸いっぱいのやり場所のないかなしさをはるかなマヂェランの星雲へとゞけてくれそこには赤いいさり火がゆらぎ蝎がうす雲の上を這ふ宮沢賢治『春と修羅』「薤... 2024/06/08
6月 ”So it goes.”(そういうものだ) 神よ、願わくば私に、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とを授けたまえ。カート ヴォ... 2024/06/07
6月 あじさいの日 信頼とは、年を重ねた胸の中でゆっくりと育つ植物である。ウィリアム・ピット今日6月6日はあじさいの日。六月の「6」がつく日に紫陽花を逆さに吊るすと、その紫陽花が魔... 2024/06/06
6月 夏椿(シャラノキ) もろしてふ沙羅の花をば手にとればことわりのままくづれけるかな与謝野晶子夏の花で何が好きかと問われれば、私のいちばんは夏椿。別名を沙羅樹(シャラノキ)といいます。... 2024/06/05
6月 夜想曲 梅雨を待たずに、紫陽花の花が盛んに咲きだしました。昼間に見る紫陽花は、我も我もと楽しい弾みが花にあり、見ている心にも明るい調子が宿ります。ところが夜に見つけると... 2024/06/04
6月 雨降り花 その昔、その花を摘むと雨降るよと、大人に言われてびっくりし、花輪をつくって持ち帰ったことを、後悔した夜がありました。シロツメクサの花でした。幸いに、翌朝に雨はな... 2024/06/03
6月 月と六ペンス 艱難汝を玉にす、というが、あれはうそだ。幸福は、たまに、そういう作用をすることもあるが、不幸はたいてい、人間をけち臭く、執念深いものにするのが関の山なのだ。『月... 2024/06/02