9月 萩の咲く頃 昨日に続いて萩の花。秋の七草にも数えられているように、昔から萩は秋を代表する花のひとつ。古くは万葉集のなかでも最も多く詠まれた花で、その数は140をこえています... 2024/09/13
9月 萩つれづれ 万葉集に登場する植物で、いちばん多いハギの花。その数が100首を超えることからも、この花が野に山に丘に咲き、道々で花見がされたこと、その出会いのたびに、歌に詠ま... 2024/09/12
9月 重陽(菊)の節句 9月9日は重陽。中国に起源をもつ陰陽道で「九」は陽の最上級の数字で、この日は九(陽)が重なることから、大変におめでたい日とされてきました。日本では「菊の節句」と... 2024/09/09
9月 吾もまた紅 一つ一つはもう憶い出せないが、私は妻とあの土地で暮した間、どれほどかずかずの植物に親しみ、しみじみそれを眺めたことか。妻が死んだ翌日、仏壇に供える花を求めて、そ... 2024/09/08
9月 くずの裏風 葛の葉の面見せけり今朝の霜松尾芭蕉秋の七草のひとつでもある葛の花。葛の葉裏は白っぽく、それがひらりとひるがえすと「まるで風が銀色にかがやくように見える」などと、... 2024/09/06
9月 秋明菊の頃 鞍馬の奥、貴船神社の境内は、うっそうとした樹林にかこまれており、高い崖によりそって、薄紫の貴船菊が、和泉式部の魂のような姿をして咲き乱れている。その風情が忘れら... 2024/09/05