6月 梔子(くちなし) 雨の匂いに花が混じってクチナシの季節を知りました。蕾がついて花が咲いてもっと開いて誇ったらあっという間に過ぎていくあっという間に過ぎていくクチナシに限らず、季節... 2024/06/22
6月 君を夏の日にたとえようか 君を夏の日にたとえようか。君の方がずっと美しく、おだやかだけど。荒々しい風は五月のいじらしい蕾をいじめ、そして夏はあっという間に去っていく。天なる瞳はあまりに暑... 2024/06/19
6月 悩みの花 またひとしきり 午前の雨が菖蒲のいろの みどりいろ眼うるめる 面長き女たちあらわれて 消えてゆくたちあらわれて 消えゆけばうれいに沈み しとしとと畠の上に 落ち... 2024/06/18
6月 つめくさの花 つめくさの花の 咲く晩にポランの広場の 夏まつりポランの広場の 夏のまつり酒を呑まずに 水を呑むそんなやつらが でかけて来るとポランの広場も 朝になるポランの... 2024/06/17
6月 グリーン グリーン ある日 パパとふたりで語り合ったさこの世に生きる喜びそして 悲しみのことをグリーン グリーン青空には 小鳥が歌いグリーン グリーン丘の上には ララ 緑がもえる.... 2024/06/16
6月 花筏(はないかだ) 花筏蕾みぬ隈なき葉色の面に中村草田男「花筏(はないかだ)」というと、一般的には散った桜の花びらが、水面に浮かんだ様子をいいますが、この「花筏」という名がそのまま... 2024/06/15
6月 六月のうた 六月どこかに美しい村はないか一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒鍬を立てかけ 籠を置き男も女も大きなジョッキをかたむけるどこかに美しい街はないか食べられる実をつけた... 2024/06/14
6月 獅子に牡丹 来てみれば獅子に牡丹のすまひかな 松尾芭蕉初夏に大輪の花を咲かせる牡丹の花は「富貴」の象徴とされる花。百花の王とも言われます。中国では古代から様々な詩歌にもうた... 2024/06/13