6月 ゴンドラの唄 いのち短し 恋せよ乙女あかき唇 褪せぬ間に熱き血潮の 冷えぬ間に明日の月日は ないものをいのち短し 恋せよ乙女いざ手をとりて かの舟にいざ燃ゆる頬を 君が頬にこ... 2024/06/26
6月 むらさきの微笑 やっと梅雨に入ったとおもえば、あと一週間で六月も終わり。この月のうちにもう一度、あじさいの花に触れておきたいと思いまして。これは昔、小学校の教科書に載っていた詩... 2024/06/24
6月 「在りかた」花屋の向こう側 以前、同じ通販で稼業をしている友人と会ったときに「どうして花屋をしているの?」と聞かれたことがありました。どうして、といわれると、実にはいろいろと生臭い事情もあ... 2024/06/23
6月 梔子(くちなし) 雨の匂いに花が混じってクチナシの季節を知りました。蕾がついて花が咲いてもっと開いて誇ったらあっという間に過ぎていくあっという間に過ぎていくクチナシに限らず、季節... 2024/06/22
6月 君を夏の日にたとえようか 君を夏の日にたとえようか。君の方がずっと美しく、おだやかだけど。荒々しい風は五月のいじらしい蕾をいじめ、そして夏はあっという間に去っていく。天なる瞳はあまりに暑... 2024/06/19
6月 悩みの花 またひとしきり 午前の雨が菖蒲のいろの みどりいろ眼うるめる 面長き女たちあらわれて 消えてゆくたちあらわれて 消えゆけばうれいに沈み しとしとと畠の上に 落ち... 2024/06/18
6月 つめくさの花 つめくさの花の 咲く晩にポランの広場の 夏まつりポランの広場の 夏のまつり酒を呑まずに 水を呑むそんなやつらが でかけて来るとポランの広場も 朝になるポランの... 2024/06/17