3月 霞(かすみ) 月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふるものは、日々旅にして 、旅を栖とす。松尾芭蕉『奥の細道』より松尾... 2024/03/24
3月 花は誰のために 花は自らの喜びのために花を咲かせる。-オスカー・ワイルド花韮(はなにら)が咲いていました。通勤の途中にある、なけなし花壇の一角一面が、花韮のあわ紫色に染めあがる... 2024/03/23
3月 ラブレター 一日の終わり、今夜はラブレターをあなたへ。今日もいちりんあなたにどうぞ。文ちゃん。僕は、まだこの海岸で、本を読んだり原稿を書いたりして 暮らしてゐます。何時頃 ... 2024/03/22
3月 山吹(やまぶき) いかなる星にも光ありいかなる花にも香りあり謝泳心春の黄色、光を求めて咲く花に、どれだけ勇気をもらったかしら。胸になまりのような不安があっても、心配で心が塞ぎそう... 2024/03/21
3月 春の虹 虹の彼方のどこか空高くに子守歌で聞いたことのある国があるの虹の彼方のどこか空は青くてあなたが信じた夢が叶う場所があるの『虹の彼方に / Over the Rai... 2024/03/20
3月 椿(つばき) あなたたちとなら私の楽しい時間を分かち合うことができるでしょうこの世は 喜び以外はすべて狂気なの楽しみましょう 束の間の儚い恋の喜びを咲いては散る花の様な 限り... 2024/03/19
3月 お庭の話 大地を美しくするために、人間の用心深い心を元気づけるために、神は花を作った。そして一茎の花から知恵を集め、いつも快い感謝を忘れないものが、最も幸福である。ウィリ... 2024/03/18
3月 彼岸入り 山なみ遠に春はきてこぶしの花は天上に雲はかなたにかへれどもかへるべしらに越ゆる路三好達治「山なみとほに」『花筐』今日は春の彼岸入り。お彼岸は春と秋の2回あり、そ... 2024/03/17
3月 かの子と桜 日本の春の桜は人の眉より上にみな咲きます。そして多くは高々と枝をかざして、そこにもここにもかしこにも人を待ちうけます――時にはあまりうるさく執拗に息づまるような... 2024/03/16
3月 おすそわけの花 お庭の隅に、薔薇の花が四つ咲いてる。黄色が一つ、白が二つ、ピンクが一つ。ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思った。花の美しさを見つけたの... 2024/03/15