3月 芽吹きの季節 もし全ての花が薔薇になりたがり、小さな野花がなくなってしまったら、春の美しさは失われ、野原が飾られることもないでしょう。-マリー・フランソワーズ・テレーズ・マル... 2024/03/14
3月 木蓮(もくれん) 白い白い木蓮がひとつほっかり咲きましたためいきみたいな 白さですモワッとしている 白さですだからホワッと さびしいんです白い白い木蓮が春の顔して咲きました「白い... 2024/03/13
3月 花の雨 晴れた日と雨の日があって ひとつの花が咲くように悲しみも苦しみもあって 私が私になってゆく星野富弘今日は雨。久しぶりに朝からずっと、絹糸のような細い雨が、しゃら... 2024/03/12
3月 浜辺の花 浜菊に海嘯(つなみ)は古き語り草 富安風生 吹きさらす海風にも負けず、海岸や岩場に咲く花に浜菊(ハマギク)があります。その名にもあるように、浜辺や断崖に根を張る... 2024/03/11
3月 良寛 愛語と戒語 霞立つながき春日に子供らと 手毬つきつつこの日暮らしつ良寛『良寛歌集』霞もたつ日永になった春の日子ども達と手毬をつきながら今日もたのしく過ごしたよ昨日に続けて良... 2024/03/10
3月 無心の花 花 無心にして蝶を招き 蝶 無心にして花を尋ぬ花 開く時 蝶来り 蝶 来る時 花開く吾れも亦 人を知らず 人も亦 吾れを知らず知らずして 帝の則に従う上記は良寛... 2024/03/09
3月 地べたの花 雑草も花なんだよ、一度それと知り合いになるとね-A・A・ミルン「雑草という名の草はない」は、牧野富太郎博士の言葉として知られています。でも実際に足元をみると、名... 2024/03/08
3月 春は名のみの「早春賦」 春寒、花冷え、三寒四温。春がひらいたとはいえ、まだまだ北風が冷たい。まさに「春は名のみ」のこの頃です。この、春は…の歌いだしで始まる『早春賦』は、長野県の安曇野... 2024/03/06
3月 啓蟄(けいちつ) 木々たちが「冬はまだ庭にいる、まだ雪が降っている」と言おうとも、春はいる、私の心の中に春はいる。-イワン・ヴァーゾフ今日は二十四節気のひとつ、啓蟄。春の暖かさを... 2024/03/05