5月 五月になりました 霜なくて曇る八十八夜かな正岡子規五月になりました。朝からあいにくの雨でしたが、今日は「夏も近づく…」の歌でも知られる、八十八夜。これは立春から数えて八十八日目に... 2024/05/01
4月 ブエノスアイレスの春 あなたの気持ちに忠実に生きなさい。今日一日のあなたが真実です。アストル・ピアソラ四月の最後はピアソラを。タンゴ音楽作曲家、バンドネオン奏者として知られるアストル... 2024/04/30
4月 たんぽぽと白秋 廃れたる園に踏み入りたんぽぽの白きを踏めば春たけにける北原白秋立ち入る人もない庭園に踏み入って、白いたんぽぽを踏むと、春も盛りを過ぎたのを感じる。という北原白秋... 2024/04/29
4月 沢瀉(おもだか) おもだかの花の白きを湯尻の田 山口青邨ゴールデンウィークに入りました。稲作がさかんな地域では、そろそろ早苗田の景色が見られる頃でしょうか。あの視界いっぱいに広が... 2024/04/28
4月 行く春 私は天井に止まる蠅を、一時間も面白く眺めてゐた。床にさした山吹の花を、終日倦きずに眺めてゐた。実につまらないこと、平凡無味なくだらないことが、すべて興味や詩情を... 2024/04/27
4月 ローランサン・グレー またしても春が過ぎ去る僕は思い出す甘やかだったことがらを去ってゆく季節よ さようなら同じほど甘やかにもう一度ふたりの上に来ておくれ「恋は死んだ 」ギヨーム・アポ... 2024/04/26
4月 一初(いちはつ)菖蒲(あやめ)杜若(かきつばた) そろそろこの花たちの声が、聞こえてくる陽気になりました。まずアヤメ科のなかでは、一番初めに咲くことから一初(イチハツ)ともよばれる鳶尾草(いちはつそう)。中国原... 2024/04/25
4月 著莪(しゃが) 譲ることのみ多き日々著莪の花 塙 義子気づけば、著莪(シャガ)の咲く頃になっていました。毎年、近くの神社にある藤棚の紫が下がるころ、足元に著莪の群生がひろがるの... 2024/04/24
4月 春夜 雑感 退屈な女より もっと哀れなのは かなしい女です。かなしい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。病気の女より もっ... 2024/04/23
4月 恐竜たちの花 人類が誕生するよりも1億年以上前から存在していたとされる、地球上最古の花木モクレン。恐竜が活躍していた時代の地層から、被子植物(花を咲かせる植物)の化石が出土し... 2024/04/22