晴れた日と雨の日があって　ひとつの花が咲くように悲しみも苦しみもあって　私が私になってゆく星野富弘今日は雨。久しぶりに朝からずっと、絹糸のような細い雨が、しゃら...

浜菊に海嘯(つなみ）は古き語り草　富安風生　吹きさらす海風にも負けず、海岸や岩場に咲く花に浜菊（ハマギク）があります。その名にもあるように、浜辺や断崖に根を張る...

霞立つながき春日に子供らと 手毬つきつつこの日暮らしつ良寛『良寛歌集』霞もたつ日永になった春の日子ども達と手毬をつきながら今日もたのしく過ごしたよ昨日に続けて良...

花 無心にして蝶を招き　蝶 無心にして花を尋ぬ花 開く時 蝶来り　蝶 来る時 花開く吾れも亦 人を知らず　人も亦 吾れを知らず知らずして 帝の則に従う上記は良寛...

雑草も花なんだよ、一度それと知り合いになるとね-A・A・ミルン「雑草という名の草はない」は、牧野富太郎博士の言葉として知られています。でも実際に足元をみると、名...

「春風」白居易　春風先発苑中梅　桜杏桃梨次第開　薺花楡莢深村裏　亦道春風為我来（桜  杏  桃  梨 次第に開く）（春風 先に発く...

春寒、花冷え、三寒四温。春がひらいたとはいえ、まだまだ北風が冷たい。まさに「春は名のみ」のこの頃です。この、春は…の歌いだしで始まる『早春賦』は、長野県の安曇野...

木々たちが「冬はまだ庭にいる、まだ雪が降っている」と言おうとも、春はいる、私の心の中に春はいる。-イワン・ヴァーゾフ今日は二十四節気のひとつ、啓蟄。春の暖かさを...

風景～純銀もざいく山村暮鳥いちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはなかすかな...

雛祭る 都はづれや 桃の月　与謝蕪村3月3日は桃の節句、五節句のひとつ「上巳（じょうし）」です。古来、中国では、川で身を清めて不浄を流し取るという習慣があり、そ...