3月 いよいよ弥生 きさらぎを ぬけて弥生へ ものの影桂 信子日本には「和風月名(わふうげつめい)」と呼ばれる月呼称があり、旧暦の時代は、この月名を使用して、12か月を表していまし... 2024/03/02
3月 三月は笑う 花のつぼみは春を呼ぶ。人の笑顔は幸を呼ぶ。もうじき花さく春が来る。-孫正義さあ三月になりました。まだ寒さも残り、北風の強い日もありますが、あたたかな日には、満開... 2024/03/01
2月 沈丁花 そぞろにも知らぬ世界の匂ひする 臙脂の色の沈丁花かな与謝野晶子はやいもので今日で2月も終わり。その晦日を待たず、早々に近所の沈丁花が見ごろを迎えました。薄紅色を... 2024/02/29
2月 三椏(みつまた) 春されば まず三枝の 幸くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹柿本人麻呂春になれば咲く三枝(さきくさ)の花のように、何もなく幸せ無事であったなら、またいつでも逢えま... 2024/02/28
2月 枇杷の花 枇杷の花 白く咲きゐる み園にて物いふことも なくて過ぎにき-齋藤茂吉実家の庭に枇杷(ビワ)の木があり、実がなるたびに捥いで取るのを楽しみにしていましたが、いつ... 2024/02/27
2月 異国の花 キンレイジュ。枝先に黄色の花をまとめてつける様子が黄金の鈴に見えることから金鈴樹、だそうです。初めて見ました。花はほのかに香るらしく、香りに惹かれてミツバチが集... 2024/02/26
2月 夜の梅 月耀如晴雪梅花似照星可憐金鏡轉庭上玉房馨つきのかがやくは はれたるゆきのごとしばいかはてれる ほしににたりあわれぶべし きんきょうのてんじてていじょうにたまぶさ... 2024/02/25
2月 朴の花 仏教詩人 坂村真民の詩は、弱者に寄り添い勇気を与えるものが多いことから、亡き後も、老若男女をえらばず多くの人に愛され、今にも知られるところです。彼のことばに「自... 2024/02/24
2月 春の夜 春の夜燻銀(いぶしぎん)なる窓枠の中になごやかに一枝(ひとえだ)の花、桃色の花。月光うけて失神し庭の土面(つちも)は附黒子(つけぼくろ)。ああこともなしこともな... 2024/02/23
2月 花の歌 ドイツの作曲家、グスタフ・ランゲの曲に「花の歌」というピアノ曲があります。日本では、ピアノの練習曲としてお馴染みの曲ですが、「花の歌」というタイトルにも関わらず... 2024/02/22