1月 もの思いの花 「見て、ローズマリーがあるわ、これは思い出のしるし。愛しい人よお願い、わたしを忘れたりしないで────そして、これはパンジー、もの思いのしるしよ」W.シェイクス... 2024/01/21
1月 「わかる。ということ」花屋の向こう側 近年は、遠くに離れた場所のことでも瞬時に情報共有できるので、目や耳で得た情報だけで、人の気持ちまで知った気になる危うさがあります。人は「相手をわかりたい」という... 2024/01/19
1月 「ひきだしの花」花屋の向こう側 昔、ある先生のアシスタントをしていた頃がありました。することは、先生のお世話、だんどり、お片付け、稽古の準備。などなどです。昔は「丁稚(でっち)」といいました。... 2024/01/18
1月 チューリップマニア 春を知らせる球根咲きの花が今年もお目見えです。花屋の花は自然に咲くより1~2カ月早く旬を迎えますが、チューリップもそのひとつ。チューリップといえばオランダの国花... 2024/01/17
1月 花盗人(はなぬすびと) 今より知識が浅かったころは、桜も梅もわからなかった。梅も桃もわからなかった。時期も香りも。そんなものです。ある夜に歩いていたら、ちょんちょんと小さな兆しをつけた... 2024/01/16
1月 女の正月 1月15日は「小正月」。元日の「大正月」に対してこう呼びます。昔はここまでが松の内だったらしく、その間休みなく働いていた女たちが、やっと足袋を脱いで休めることか... 2024/01/15
1月 寒雷に雪に 海にふる雪は、海になる。街にふる雪は、泥になる。山にふる雪は、雪でいる。空にまだいる雪、どォれがお好き。「雪に」 金子みすゞ昨日の寒雷には驚きました。瞬く間に外... 2024/01/14
1月 空いろの花 『空いろの花』萩原朔太郎たはかれどきの薄らあかりと空いろの花のわれの想ひをたれ一人知るひともありやなしや廃園の石桓にもたれてわればかりものを思へばまだ春あさき草... 2024/01/13
1月 華を去り実に就く 去華就実(きょかしゅうじつ)とは、みかけの華やかさを求めず、質実な態度を選ぶことをいいます。大切なのは表面より内実。余計な飾り立てをせず、簡素であっても心を込め... 2024/01/12