2月 春夜 雨を喜ぶ 好雨知時節 (好雨 時節を知り)當春乃発生 (春に当たり すなわち発生す)随風潜入夜 (風にしたがいて 潜かに夜に入り)潤物細無聲 (物を潤して 細やかにして声... 2024/02/21
2月 名残の花 あなたの好きな山茶花の散っては咲く山頭火一花三季といい、一つの花には三つの季節があります。咲き始めの花が「初」花、今が盛りの「当季」の花、そして終りに近い「名残... 2024/02/20
2月 【Old Hallのコーヒーポットと素材の話】 僕らの身の回りには、数え切れないくらいのステンレス製品がある。「非常に錆びにくい鉄」として知られているが、生まれたときには既に存在していたし、あまりにも日常に溶... 2024/02/19
2月 ミモザ咲きました 黄いろな花もさきあらゆる色の種類した畦いっぱいの地しばりをレーキでがりがり掻いてとる川はあすこの瀬のところで毎秒九噸の針をながす上を見ろ石を投げろまっ白なそらい... 2024/02/18
2月 春宵十話 よく人から数学をやって何になるかと聞かれるが、私は春の野に咲くスミレはただスミレらしく咲いてるだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろ... 2024/02/17
2月 冴え返る 冴返る二三日あり沈丁花-高野素十昨日の春一番とは一転、朝から冷たい北風が吹き荒んだ東京。ようやく緩んだと思った寒さが、またぶり返しました。冴え返るとはまさにこの... 2024/02/16
2月 うす紫に寄せて 古い時代から、花に限らず動植物をはじめ、さまざまな自然現象にも、固有の色を見出し名をつけてきた日本人。たとえば春に見る霞には「うす紫」を、その色を霞色(かすみい... 2024/02/15
2月 聖バレンタインデー クロッカスは神殿の前に咲いている聖バレンタインの日の春の夜明けに-アン・プラット春を呼ぶ花、告げる花と呼ばれるものには様々あって、クロッカスもその一つ。皆が待ち... 2024/02/14
2月 浅き春に寄せて 今は 二月 たつたそれだけあたりには もう春がきこえてゐるだけれども たつたそれだけ昔むかしの 約束はもうのこらない今は 二月 たつた一度だけ夢のなかに ささや... 2024/02/13