12月 アマリリス 冬になると、まるで少女たちが語らうように、楽しげに花を咲かせるアマリリス。花言葉の「おしゃべり」は、見るひと誰の気持ちも暗くさせない、華やかな花色にぴったりです... 2023/12/23
12月 一陽来復。冬至です。 日南の限りをゆきて、日の短きの至りなればなり。今日は一年でもっとも昼の時間が短くなる日、冬至です。この日を極限として日脚は長くなりますが、この陰が極まって陽にか... 2023/12/22
12月 楪(ゆずりは)旧年から新年へ 楪の何に別るる月日かな 山田みづえ一年を通して色を変えず青々している常緑樹。新芽が出る時に古い葉を落とすのは常緑樹の生理ですが、その新旧の切り替えが明瞭な木があ... 2023/12/21
12月 猩々(しょうじょう)とポインセチア きのうの投稿で泉鏡花の『天守物語』について触れましたが、一二月大歌舞伎の第三部は天守物語ならびに『猩々』もあり、双方合わせてたいへん見ごたえのある演目でした。h... 2023/12/20
12月 泉鏡花と『天守物語』 日本には花の名所があるように、日本の文学にも情緒の名所がある。泉鏡花氏の芸術が即ちそれだ。と誰かが言って居たのを私は覚えている。併し、今時の女学生諸君の中に、鏡... 2023/12/19
12月 ギンバイカ(マートル)と花の古典 西洋に伝わる古い詩や伝説にたびたび登場する植物にギンバイカ(マートル)があります。漢字で書くと「銀梅花」です。見ての通り梅の花に似ています。ただ「ギンバイカ」と... 2023/12/18
12月 「銀杏の葉」Ginkgo Biloba 東京はいま銀杏が真っ盛り。まるで賛歌のように降り注ぐ黄葉は、春の花吹雪を思い出させるほどに美しく幸福感に満ちています。そのあたり一面が絨毯敷きのように黄色く染ま... 2023/12/17
12月 星霜(せいそう) よるになったらほしをみるひるはいろんなひととはなしをするそしてきっといちばんすきなものをみつけるみつけたらたいせつにしてしぬまでいきるだからとおくにいてもさびし... 2023/12/16
12月 Sixteen Going on Seventeen(もうすぐ17才) 先日の投稿「鐘」で、映画『サウンドオブミュージック』の言葉を紹介しましたところ、この映画をご覧になった方からどの場面にでてくる言葉かというご質問をいただきました... 2023/12/15
12月 くるみ割り人形 あなたが醜いからって私は蔑んだりしないわ『くるみ割り人形とねずみの王様』『白鳥の湖』『眠れる森の美女』にならぶ三大バレエ組曲のひとつ『くるみ割り人形』。軽やかに... 2023/12/14