1月 リンネの花時計 熟練した庭師のなんと巧みなことかこれは見事な花時計天から注ぐ優しい陽光が花の香る 黄道十二宮を駆けぬける勤勉に働くミツバチたちも人と同じように時を見るこれほど甘... 2024/01/27
1月 かたくりの花 もののふの八十をとめ等が汲みまがふ 寺井の上の堅香子の花大伴家持たくさんの娘子たちが、入り乱れては賑やかに水を汲んでいるその傍の寺井のほとりには、群れて咲く堅香... 2024/01/26
1月 花笑み 起きてみて、また直ぐ寝たくなる時の力なき眼に愛でしチユリップ!石川啄木昨晩の凍てつく風に身をちぢめ、降るか、と待ちかまえていた雪はどちらへ。今朝の空気もきんと冷... 2024/01/25
1月 「教えるの語源は「愛しむ」」花屋の向こう側 教えるの語源は「愛しむ」。誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない。吉田松陰数ある松陰先生の言葉の中でも、とりわけ好きな言葉です。ここ... 2024/01/24
1月 風の花(アネモネ) あらゆる花は自然の中に咲く魂である-ジェラール・ド・ネルヴァルローマ神話の登場するアネモネは、花の女神フローラの夫である西風の神ゼフィロスに見初められ恋に落ちま... 2024/01/23
1月 雪の花 冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ清原深養父『古今和歌集 巻6・冬歌』まだ冬なのに空から花が降ってくるのは、雲の向こうはもう春なのであろうか... 2024/01/22
1月 もの思いの花 「見て、ローズマリーがあるわ、これは思い出のしるし。愛しい人よお願い、わたしを忘れたりしないで────そして、これはパンジー、もの思いのしるしよ」W.シェイクス... 2024/01/21
1月 「わかる。ということ」花屋の向こう側 近年は、遠くに離れた場所のことでも瞬時に情報共有できるので、目や耳で得た情報だけで、人の気持ちまで知った気になる危うさがあります。人は「相手をわかりたい」という... 2024/01/19
1月 「ひきだしの花」花屋の向こう側 昔、ある先生のアシスタントをしていた頃がありました。することは、先生のお世話、だんどり、お片付け、稽古の準備。などなどです。昔は「丁稚(でっち)」といいました。... 2024/01/18