11月 典座(てんぞ) 典座(てんぞ)という言葉があります。禅宗の寺院におかれる職務のひとつで、ひと言でいうと炊事の係です。道元は『典座教訓』にその典座が果たす役割や心構え、作法を書き... 2023/11/13
11月 酉の市 手書きで春を待つ ことのはじめや酉の市やっとこの時期らしい寒さになりました。冷たい風が薄着の中をすりぬけるのを感じながら、昨日は浅草にある鷲(おおとり)神社の酉... 2023/11/12
11月 初時雨 時雨月、とその名にみあった季節の雨が、やっと空から降りました。立冬を過ぎたその雨は、初時雨(はつしぐれ)といいます。近くの神社にある桜の木も、ひと晩の冷たい雨を... 2023/11/11
11月 南天(なんてん)難を転じる 美とは、あなたの内面で感じたことがその目に映るのです。ソフィア・ローレンBeauty is how you feel inside,and it reflect... 2023/11/10
11月 水に流す ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。そして世の中に生きている人とその住処もまた、この川の流れと水泡のようなものである。過去にあった嫌なことを、無... 2023/11/09
11月 立冬 冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり。立冬をむかえました。暦の上の冬はこの日にはじまります。立冬の声をきくと、いよいよ北の寒気に立ち向かう思いが強まるのですが... 2023/11/08
11月 通草(あけび) 口あいて五臓の見ゆるアクビかな 秋の野山でぶらんとした紫の実をみつけたら、それがアケビの実です。誰が作ったかは不明ですが、先の句にもあるような、アクビしたかのよ... 2023/11/07
11月 花鳥諷詠(かちょうふうえい) 「花鳥諷詠(かちょうふうえい)」とは、俳人高浜虚子のつくった言葉で、虚子が俳句を作るさいの基本理念とされました。耳にしたことのある「花鳥風月」に似ていますね。花... 2023/11/06
11月 華を去り実に就く 連休は各地で夏日になるほどの好天。いかがお過ごしですか。昨日の朝のこと、いつもの通勤路にある公園から「みてごらん、おおきな梨みたいのがなってるよ」「どこ」と聞こ... 2023/11/05
11月 懐かしさと記憶 私たちの記憶にはいくつか種類がありますが、その中には「思い出そうとしなくても思い出してしまうもの」というのがあります。その不思議な感情は、あまりいい思い出ではな... 2023/11/04