12月 既往は咎めず 一とせの暦を奥にまきよせて のこる日数のかずぞすくなき 藤原知家『三百六十首和歌』一年の暦を奥へと巻き寄せていくと、残りの日数がいよいよ少なくなってきたことを実... 2023/12/29
12月 ピンから桐まで ひと月ひと月を季節の花で彩る花がるた。いわゆる「花札」のことですが、1月は松、2月は梅、3月は桜、と続き、9月は菊、10月もみじ、そして12月の花は桐です。桐は... 2023/12/28
12月 月夜の晩 最後の満月 「月夜の浜辺」中原中也月夜の晩に、ボタンが一つ波打際に、落ちていた。それを拾って、役立てようと僕は思ったわけでもないがなぜだかそれを捨てるに忍びず僕はそれを、袂... 2023/12/27
12月 雪中松柏 聖夜が過ぎればさっそく一年の鎮めに忙しなく、植物もクリスマスに飾ったツリーから、歳神様を迎える松へ。自然の厳しさに耐え抜く強さと美しさを象徴する冬の木々、その佇... 2023/12/26
12月 星に願いを 輝く星に 心の夢を祈ればいつか叶うでしょうきらきら星は不思議な力あなたの夢を満たすでしょう『星に願いを』ピノキオよりクリスマスツリーの先端には、イエスの誕生を告... 2023/12/25
12月 『クリスマス・ポートレイト』 『クリスマス・ポートレイト』(Christmas Portrait)は、カーペンターズが1978年に発表したクリスマスアルバム。「神の御子 イエス様は」「グリー... 2023/12/24
12月 アマリリス 冬になると、まるで少女たちが語らうように、楽しげに花を咲かせるアマリリス。花言葉の「おしゃべり」は、見るひと誰の気持ちも暗くさせない、華やかな花色にぴったりです... 2023/12/23
12月 一陽来復。冬至です。 日南の限りをゆきて、日の短きの至りなればなり。今日は一年でもっとも昼の時間が短くなる日、冬至です。この日を極限として日脚は長くなりますが、この陰が極まって陽にか... 2023/12/22
12月 楪(ゆずりは)旧年から新年へ 楪の何に別るる月日かな 山田みづえ一年を通して色を変えず青々している常緑樹。新芽が出る時に古い葉を落とすのは常緑樹の生理ですが、その新旧の切り替えが明瞭な木があ... 2023/12/21
12月 猩々(しょうじょう)とポインセチア きのうの投稿で泉鏡花の『天守物語』について触れましたが、一二月大歌舞伎の第三部は天守物語ならびに『猩々』もあり、双方合わせてたいへん見ごたえのある演目でした。h... 2023/12/20