10月 月は空にメダルのように ここにきて朝夕の気温もさがり、日暮れのはやさ、秋が冴えると同時に、だんだんと秋が減るのを感じます。冬は寄ります。陽はまるく温もり、月はしっとり濡れ色です。それに... 2023/10/24
10月 10月の返り花は願い花 冬に春の花が咲くなどはよくあり、それを「返り咲き」といいます。小春日和が続く11月ごろに時ならぬ花が咲く、その花が「返り花」。「忘れ花」ともいいます。咲く花時を... 2023/10/23
10月 あかまんま 薄紅色のつぶつぶを、ごはんに見立てたままごと遊びが、そのまま異名になった、あかまんま。あかまんまは「赤の飯(まんま)」お赤飯のこと。花の和名は犬蓼(たで)です。... 2023/10/22
10月 Carpe diem(カルペ・ディエム)その日の花を摘め 「Carpe diem(カルペ・ディエム)」という言葉があります。古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句で、「Carpe」は「(花などを)摘め」、「Di... 2023/10/21
10月 親の意見と茄子の花 親の意見と茄子の花は 千に一つも仇はない。ことわざです。茄子の花は咲いたら必ず実がつきます。この「実にならない花はない」ことを親の意見に重ねて「親も子供たちの育... 2023/10/20
10月 秋は第二の春。木の葉がみんな花になる。 紅葉と書いてモミジ、はカエデの仲間の総称です。また柿や桜などの落葉樹が赤や黄に色を変えていく様も紅葉(こうよう)する、といいますね。赤色を紅葉、黄色も黄葉(こう... 2023/10/19
10月 「ダメな子」「悪い子」なんて、ひとりだっていない。 以前のこと、学校帰り花屋に立ち寄ってくれた小学生に、仕事中に折ってしまった使えぬ花を一つ渡したら、わあといい、お礼をいって帰っていきました。そんなことはよくあり... 2023/10/18
10月 沈丁花は朝早く、金木犀は一日の終わりに漂う。 今年はじめて金木犀の香りに包まれました。澄みきった秋空に広がる花の匂いの濃さたるや、あの小さな花のいったいどこに、秘めているのだろうといつも思う。日本では橙黄色... 2023/10/17
10月 萩と日本人 古い和歌や文学作品、美術品に描かれた花を見知るだけでも、その時代や地域、文化伝統のなかで、いかにその植物が愛されてきたか、うかがい知れて楽しいものです。萩は万葉... 2023/10/16
10月 槿花一生の夢「朝顔の君」源氏物語 源氏物語に登場する朝顔の君は、源氏が若い頃から熱をあげていたとされる女君の一人。https://www.aozora.gr.jp/cards/000052/fi... 2023/10/15