11月 仏手柑(ぶっしゅかん) 消えたがる冬日掴んで仏手柑 -町田しげき冬植物のなかでも一際つよい生命力を感じさせるのはミカンの類。金柑、柚子、文旦、不知火、ほかにも今や品種改良が進んで、いろ... 2023/11/26
11月 柊(ひいらぎ) 11月も半ばをすぎ、年末の足音が聞こえてくるこの季節、意識をしなくても心が時間に縛られていくのがわかります。それが自分にばかりか人にまで多くを求めたくなるから、... 2023/11/25
11月 七竈(ななかまど) 七竈(ななかまど)。寒さが増すにつれ、燃えるように赤く紅葉する葉と共に、つややかに色づく紅い実は山の秋を彩ります。その材質は竈(かまど)に七度入れてもまだ焼け残... 2023/11/24
11月 私を束ねないで 今日は勤労感謝の日。日ごろ私たちが気づいていない、縁の下の力持ちになって働く人たち、お世話になっている人に感謝をする日です。この「働」という国字、「人が動く」と... 2023/11/23
11月 冬薔薇(ふゆそうび) 冬のバラは薔薇(そうび)と呼ぶのがよく似合います。「そうび」とは、平安頃に着ていた衣服の色合わせのひとつでもあり、その色目は表は紅、裏は紫だったそう。ときいて尚... 2023/11/22
11月 小春 玉の如き小春日和を授かりし 松本たかし昨日はふたたび暖かな一日になりました。11月は凩にはじまり、寒い日があったかと思えば急に春のような陽気がやってき、またいっ... 2023/11/20
11月 白百合 しとやかなバラでも身を守る棘を ひかえめな羊でも威嚇する角をもつでも純白のユリだけは愛そのもの光り輝く美しさに棘も角も必要がない-ウィリアム ブレイクキリスト教... 2023/11/19
11月 「たのしみは」ではじまる52首。独楽吟 「たのしみは」で始まって「・・・とき」で終わる短歌で知られる、幕末の歌人 橘曙覧(たちばなあけみ)の連作短歌『独楽吟(どくらくぎん)』。「独楽吟」とは「ひとりた... 2023/11/18
11月 朽葉(くちば) 「朽葉色(くちばいろ)」という日本色があります。平安時代からある色で字のまま「朽ちた葉の色」のことです。朽葉には「朽葉四十八色」といわれるほど多くの類色があり、... 2023/11/17