10月 花が咲いたならそれを二人、同じ気持ちで眺めたい。 山上憶良が詠んだ「萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」は秋の七草としてよく知られます。けれど秋の花はこれに限りません。見ただけで、厄落とし... 2023/10/07
10月 男ごころとはかうしたもの 女の偉さとは違うえらさ 図り難きは人心。「男心と秋の空」とは、女性に対する男性の愛情が、秋空のように変わりやすく移り気なことの喩えですが、対して「女心と秋の空」ともいい、これは男性への... 2023/10/06
10月 秋雑感 きのうお友達から、静岡で採ってきたというキノコのお裾分けをいただきまして、あまりにかわいくて思わず。きのこ秋の光を浴びて日に日に飴色をつめていく秋の野趣。地味で... 2023/10/05
10月 庭に花や木を植えることは、明日を信じること。 庭に花や木を植えることは、明日を信じること。オードリー・ヘプバーンTo plant a garden is to believe in tomorrow.Aud... 2023/10/04
未分類 『らんまん』と牧野富太郎博士によせて 家守りし 妻の恵みや 我が学び 世の中の あらん限りや すゑ子笹牧野富太郎この半年間放映されていたNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』が終了しました。ご覧になっ... 2023/09/30
未分類 名さへあだなる露草の花 露草(つゆくさ)古くからその花の絞り汁は友禅染の下絵に使われており、またそうして色素を布に移すことからこの青色は「移し色」と呼ばれました。下絵に使うということは... 2023/09/26
未分類 牡丹とお萩 秋分によせて .母となり なほなつかしむ千代紙の たぐひと見ゆる紅萩の花 与謝野晶子秋分を迎えました。春分の日と同様、昼と夜の長さがほぼ同じになる秋分の日は、仏の世界と現世が... 2023/09/23
未分類 北原白秋と花と文学 鷄頭秋の日は赤く照らせり。誰が墓ぞ。風の光に鷄頭の黄なるがあまた咲ける見てけふも野に立つ。『思ひ出 抒情小曲集』北原 白秋北原白秋の詩にはたいへん多くの植物が登... 2023/09/22
未分類 ささやかだけど役に立つこと アメリカの小説家レイモンド・カーヴァーの作品に『ささやかだけれど、役にたつこと』(原題 A Small, Good Thing)という短篇があります。日本語訳は... 2023/09/21
未分類 たったひとつのことを続ける尊さ ここ近年、書けなくなったひとつの理由は、他でもないSNS疲れでした。私自身、もともと話すのも書くのも好きですが、素人です。これで何ものかになろうとも何かに活かそ... 2023/09/20