11月 つばきはじめてひらく 蕪村の俳句は景色が見えます。旅人であったし画家でもあったから、よむ句も道道の花々や、鐘の音やの景色が思い浮かばれて、まるで絵画を眺めるように思えます。ゆったりと... 2018/11/07
11月 ひとはひと。 我執(がしゅう)とは、自分にたいする執着のこと。自分の中にある小さな考えにとらわれて、そこから離れられないことをいいます。表に見えないものという意をもって、心に... 2018/11/06
11月 随筆とエッセイ 松浦弥太郎さんが書かれた連載エッセイに『随筆とエッセイの違い』という回があり、そこに登場する、ある老紳士のお話がたいへん印象的で、折にふれては思い出します。抜粋... 2018/11/04
11月 霜月 十一月になりました。秋の末から冬への渡り、霜で草木が白く覆われるほどの寒さになることから、霜月と呼ばれます。地面に土を見ることの少なくなった都会では、自然の佇ま... 2018/11/01
10月 感謝 あっというまの一日、あっというまに一週間。あっというまのひと月、あっというまに一年。日々は瞬く間に過ぎてゆくけれど、日々になんども思います。いつも本当にありがと... 2018/10/31
10月 菊枕 万葉集に歌はなく、古今集に12首詠われているというから、菊は平安初期のころになって、日本に渡った花のようです。古くは薬としてみられてい、菊枕とは、乾燥させた菊の... 2018/10/28
10月 満月 見えるかしら、今夜はきれいな満月です。今夜はなんだか、うれしい月夜です。月を眺めては、あなたを思ったり。月を眺めては、あなたを探したり。月を眺めたり、あなたを眺... 2018/10/25
10月 霜降 朝からつめたい雨の降りつづく、寒いさむい一日でした。晩秋をむかえ、暦の上で今日は霜降、その字のとおりに、霜が降りると思えるほどの、ひんやりとした一日でした。これ... 2018/10/23
10月 十三夜 今宵は十三夜。十五夜にならぶ名月とのこと、十五夜の月を見て、十三夜の月を見ないのは、片見月といって良くないという。良夜への望みを高めるのは、この青く澄みゆく空。... 2018/10/21