10月 秋の燈(ひ) 秋の燈(ひ)のいつものひとつともりたる木下夕爾秋になり、朝夕の涼しい風がたつようになると、秋の夜長も手伝って、読書欲が高まります。「燈火親し」とは、昔はロウソク... 2024/10/10
10月 秋夜、雨をきく。 聴雨寒更盡あめをきいて かんこうつく秋も深くなり、板屋根にポツポツと打つ雨音を聞きながら、夜更けの寒さを感じて、じっと過ごす。そんな意味。秋深し、とはまだ言えな... 2024/10/09
10月 寒露 今日は寒露。二十四節気の第17節目で、この季節には菊の花が盛んに咲きだし、果実の実が落ち始め、コウロギなどの虫のすごもりが盛んになり、冷たい露が草花に降り始める... 2024/10/08
10月 一つのメルヘン 秋の夜は、はるかの彼方かなたに、小石ばかりの、河原があつて、それに陽は、さらさらとさらさらと射してゐるのでありました。陽といつても、まるで硅石か何かのやうで、非... 2024/10/07
10月 あの花の黄色 黄色のヒガンバナが咲いています。さて本来、あれは何という名なのかな、と思い調べてみると、そこには「鍾馗蘭(しょうきらん)」と書かれてありました。難しい字だなと思... 2024/10/06
10月 秋に思う Spring passes and one remembers one's innocence.Summer passes and one remembers ... 2024/10/05
10月 結実 音さやぐおち葉が下に散りてをるこの栗の実の 色のよろしさ若山牧水10月は結実。一年これまでじっくり時間をかけそだててきた実をとり、種を手にとり確かめる、10月は... 2024/10/04
10月 桂秋(けいしゅう) 木犀の匂かくれぬ日和かな 草城風にのるキンモクセイの匂いに気づきました。どこから漂ってくるのか、見渡しても分からなかったですが、たしかにあの香り。木犀の咲く秋を... 2024/10/03
10月 杜鵑(ほととぎす) .明星の光りの生みしあけがたの風のたぐひか山ほととぎす与謝野晶子ホトトギス。初夏から秋にかけて咲く山野草です。同じ名前の渡り鳥の名を冠したのは、杜鵑のおなかの模... 2024/10/02