2月 春雑感 植物がほころぶ季節になりました。自由気ままな花たちの、またとない姿を見つけたときの感動と余韻。まるで残り香のように、胸のこのあたりに続くそれが、今はただ嬉しくて... 2018/02/24
2月 小さな幸せ まるで庭園のようにヨソイキの花がならぶ花屋の店先で、何と比べても野暮なのに、この花にはいつも景色があります。好むも好まざるも、一面に広がる匂い、花の上を流れる空... 2018/02/23
2月 梅とうぐいす 魯山人の随筆に『梅とうぐいす』があります。ある日訪ねてきた女流歌人に「うぐいすの歌を作るとき、あなたなら何を配するか?」と尋ねる翁。「うぐいすにはさしずめ梅であ... 2018/02/22
2月 冴え返る 春を感じ始めたこの頃、ふたたび寒さが戻るのを「冴え返る」といいます。冴えるは冷える。彼岸のころにいう「三寒四温」にくらべると、まだわずかに冬が強気な言葉です。... 2018/02/21
2月 オリンピック熱狂 各国選手の活躍に、日本中が盛り上がりを見せた週末。自身を敵に闘い、国を超えて互いの闘志を讃え、労わりあう選手の姿は、目にするたびに込み上げるものがありました。ま... 2018/02/19
2月 春と秋、どちらが好き? 春と秋、どちらが好き? そんな問いは源氏物語にも出てきますが、万葉集に代表する歌人、額田王(ぬかたのおおきみ)は、天智天皇に「春と秋どちらが趣あるか」と聞かれた... 2018/02/17
2月 約束ごと のこと 世間にはいろいろな約束ごとがあります。例えばお手紙や贈りもの、慶弔のご挨拶のときにも。しきたりを知り、お手本を頭の片隅に置いておくことは、いざというときの助けに... 2018/02/16