12月 年末雑感 12月ももう数え日。ものの終わりには、ぱちんと線をひいたり鮮やかに飾って決まりをつけたい、そんな心になるのも人情でありましょう。ひとつひとつ片づけ見送って、ふと... 2015/12/30
12月 冬至 冬至を迎えました。一年のうちでいちばん太陽は低くなり、このあとにくる夜も、一年でもっともながいとされる日です。今日までに、どんどん詰まった冬の日は、これを境にな... 2015/12/22
12月 クリスマスキャロル クリスマス・キャロルとはクリスマス聖夜に歌われる讃美歌のこと。キリスト教の文化圏においてキリスト誕生を祝う歌で、多くは誕生にまつわるお話が歌詞になっています。ノ... 2015/12/17
12月 暁闇 暁闇(ぎょうあん)とは月もおちた夜明け前の闇のこと。日が昇る前の、ほのあかるい闇のことをいいます。今朝の空には月がありました。昨夜の白い三日月が、黙りこくった墨... 2015/12/07
12月 カーネーション 古代イタリア、愛し合った恋人どうしが結婚式を挙げたその晩、夫オルランドは愛しい妻マルガリータをおいて戦いへと出陣します。一年後、ひとりの伝令が持ち帰ったのはオル... 2015/12/04
12月 12月になりました 12月になりました。12月は色の消える月。春に息吹いた命も終いを迎えて、色も匂いも土にかえる月。故にか否か、冬は控えめな色、静かな気配ある花に惹かれます。または... 2015/12/01
11月 11月の終わりに 伝えたいことがあります。四つの季節にはそれぞれの美しさがあること。当季の花には輝くばかりの美しさがあり、おしまいの花にも、その花らしい余情があること。孤独を紛ら... 2015/11/30
11月 寛容 寛容。心を広くもち人を受けいれること。過失をとがめだてせずに人を許すこと。我慢のあとの安らぎ、悲しみのあとの優しさ。憎悪のあとの責め、嫉妬のあとの虚しさ。人間は... 2015/11/25
11月 山茶花 群がって咲くのにお喋りをしない花、とは誰が言ったのだったかしら。山茶花。椿とよく似た花ですが、これら花の終いに違いがあり、椿はほとりと真っすぐに墜ちますけれど、... 2015/11/06
7月 山のあなたの空遠く サルスベリ 花言葉「あなたを信じる」稀代の万葉学者である中西進氏の著書の中に「さいわい」という言葉にふれた一節があります。「さいわい」の古語は「さきわい」... 2015/07/15